第3話
name change
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「ルパン、三世……」
思い出した。
その名前は先月、新聞で見かけた。
「俺たちはずっとルナトーンを狙っていた。あんたが着けていたのはレプリカだろう。俺はボディガードをしながら本物の在り処を探っていた。今頃は仲間の手の中だ」
彼の言葉が信じられなかった。
頭がクラクラして、体がよろけそうになる。
『あんたの護衛が俺の仕事だ』
あの言葉も。
『何があろうとプルーデンスを守る』
あの言葉も。
全部がウソ……
「撃たれたのもあんたのせいじゃないから、責任を感じる必要はない。俺の経験不足だからだ。なんせ生まれてこのかた、自分の命しか守ったことがないんでね」
苦しい。
胸が痛い。
彼の態度は信じられないくらいドライだ。
「騙したのもお互い様だしな」
「ちがっ……」
「じゃあな」
言い訳をする時間も与えてくれずに、彼は背中を向けた。
このまま別れたくない。
私の意志で騙していたわけではないと、ましてや悪気などなかったと、きちんと分かってもらいたかった。
何もなかった事にはしたくなかった。
「お願い、行かないで」
私は次元の前に回りこんだ。
詰め寄って顔を覗き込む。
彼は驚いたように目を見開いていた。
「私、あなたを……」
愛してると言いたかった。
でも、口にする前に遮られてしまった。
「何も言うな。俺にはその言葉を聞く資格がない」
すぐ耳もとで彼の声が聞こえた。
思い出した。
その名前は先月、新聞で見かけた。
「俺たちはずっとルナトーンを狙っていた。あんたが着けていたのはレプリカだろう。俺はボディガードをしながら本物の在り処を探っていた。今頃は仲間の手の中だ」
彼の言葉が信じられなかった。
頭がクラクラして、体がよろけそうになる。
『あんたの護衛が俺の仕事だ』
あの言葉も。
『何があろうとプルーデンスを守る』
あの言葉も。
全部がウソ……
「撃たれたのもあんたのせいじゃないから、責任を感じる必要はない。俺の経験不足だからだ。なんせ生まれてこのかた、自分の命しか守ったことがないんでね」
苦しい。
胸が痛い。
彼の態度は信じられないくらいドライだ。
「騙したのもお互い様だしな」
「ちがっ……」
「じゃあな」
言い訳をする時間も与えてくれずに、彼は背中を向けた。
このまま別れたくない。
私の意志で騙していたわけではないと、ましてや悪気などなかったと、きちんと分かってもらいたかった。
何もなかった事にはしたくなかった。
「お願い、行かないで」
私は次元の前に回りこんだ。
詰め寄って顔を覗き込む。
彼は驚いたように目を見開いていた。
「私、あなたを……」
愛してると言いたかった。
でも、口にする前に遮られてしまった。
「何も言うな。俺にはその言葉を聞く資格がない」
すぐ耳もとで彼の声が聞こえた。