第3話
name change
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「それからもう一つ、次元大介にはあまり気を許しませんように」
「どういう意味です? ボディガードを信用するなとでも?」
声が震えそうになるのをけんめいに堪えた。
次元にも同じ事を言われたばかりだ。
「プルーデンス様は目下の者に親しげに話しかけたりはなさいません」
「役になりきれてなかったのね。ごめんなさい」
「いえ、貴女はとても良くやってくださっています。私が言いたいのは、」
ソーントンさんは言葉を探して視線をさ迷わせた。
「彼は優秀ですが、人間である以上、完璧ではありません」
「彼の腕を疑うの?」
少しムッとして言い返した。
ソーントンさんはゆっくり首を振って否定する。
「もし誰かが貴女を銃撃しようと狙っていたとして、貴女が彼に話しかけていたら気づくのが遅れるでしょう。結果どうなります? 彼はボディガードですから、何としても貴女を守らないといけません。彼が最小限のリスクで最大限の能力を発揮できるよう、むやみに話しかけたりなさらない方がよろしいかと。貴女にも、緊張感を持っていただきたいのです」
ショックだった。
私は次元の仕事の邪魔をしていたことになる。
次元が言いたかったのはこれだったのだ。
「すみません、怖がらせてしまいましたね。でもご安心を、次元さんがちゃんと守ってくれますから」
私の顔を覗き込むようにして、ソーントンさんは微笑んだ。
ドアを開け、外で待っていた次元に私を引き渡す。
「近くの広場で大規模なデモが起きているそうです。十分警戒を。次元さん、よろしくお願いします」
「どういう意味です? ボディガードを信用するなとでも?」
声が震えそうになるのをけんめいに堪えた。
次元にも同じ事を言われたばかりだ。
「プルーデンス様は目下の者に親しげに話しかけたりはなさいません」
「役になりきれてなかったのね。ごめんなさい」
「いえ、貴女はとても良くやってくださっています。私が言いたいのは、」
ソーントンさんは言葉を探して視線をさ迷わせた。
「彼は優秀ですが、人間である以上、完璧ではありません」
「彼の腕を疑うの?」
少しムッとして言い返した。
ソーントンさんはゆっくり首を振って否定する。
「もし誰かが貴女を銃撃しようと狙っていたとして、貴女が彼に話しかけていたら気づくのが遅れるでしょう。結果どうなります? 彼はボディガードですから、何としても貴女を守らないといけません。彼が最小限のリスクで最大限の能力を発揮できるよう、むやみに話しかけたりなさらない方がよろしいかと。貴女にも、緊張感を持っていただきたいのです」
ショックだった。
私は次元の仕事の邪魔をしていたことになる。
次元が言いたかったのはこれだったのだ。
「すみません、怖がらせてしまいましたね。でもご安心を、次元さんがちゃんと守ってくれますから」
私の顔を覗き込むようにして、ソーントンさんは微笑んだ。
ドアを開け、外で待っていた次元に私を引き渡す。
「近くの広場で大規模なデモが起きているそうです。十分警戒を。次元さん、よろしくお願いします」