第1話
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「あなたが綾さんですな?」
アルバイト先のカフェで、きちんとした身なりの老紳士に声をかけられた。
「そうですけど……」
振り返った私の手首をいきなり掴んで、老紳士は半ば強引に私を高級車に押し込んだ。
誘拐⁉︎
車のドアにしがみつく私に、老紳士は言った。
「私はこの国の王宮秘書をしております、ソーントンと申します。あなたに折り入ってお願いがございまして」
彼はにっこり微笑んだ。
「王女の身代わりをしていただきたいのです」