第2話
name change
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「あの、次元」
夜、戸締り等の確認を済ませて部屋を出ようとすると、プルーデンスからためらいがちに声をかけられた。
「なんだ」
「今日はありがとう。その……」
言いかけて次元を見上げたかと思えば、なぜか決まり悪そうに視線を泳がせている。
「脱走の件なら、心配しなくても喋らねぇよ」
「そうじゃなくて……と、通りでのこと!」
プルーデンスの頬がほんのり赤く染まった。
「私のことを本当に守ってくれるのね」
「それが仕事だからな」
たいして考えもせずそう答えると、プルーデンスは顔を曇らせた。
「今日は風船が割れただけだったけど、もしあれが本物の銃だったらって思ったら、すごく怖かった。とっさに次元が庇ってくれて、動揺している私を気遣ってもくれて。すごく安心した。だからちゃんとお礼が言いたかったの」
「礼なんていらねぇさ」
「私が言いたいんだから、ちゃんと聞いて」
「へぇへぇ」
「ありがとう、次元。おやすみなさい」
プルーデンスは寝室に消えた。
「謙虚なんだか、横柄なんだか……」
寝室のドアを見つめ、次元は肩をすくめた。
夜、戸締り等の確認を済ませて部屋を出ようとすると、プルーデンスからためらいがちに声をかけられた。
「なんだ」
「今日はありがとう。その……」
言いかけて次元を見上げたかと思えば、なぜか決まり悪そうに視線を泳がせている。
「脱走の件なら、心配しなくても喋らねぇよ」
「そうじゃなくて……と、通りでのこと!」
プルーデンスの頬がほんのり赤く染まった。
「私のことを本当に守ってくれるのね」
「それが仕事だからな」
たいして考えもせずそう答えると、プルーデンスは顔を曇らせた。
「今日は風船が割れただけだったけど、もしあれが本物の銃だったらって思ったら、すごく怖かった。とっさに次元が庇ってくれて、動揺している私を気遣ってもくれて。すごく安心した。だからちゃんとお礼が言いたかったの」
「礼なんていらねぇさ」
「私が言いたいんだから、ちゃんと聞いて」
「へぇへぇ」
「ありがとう、次元。おやすみなさい」
プルーデンスは寝室に消えた。
「謙虚なんだか、横柄なんだか……」
寝室のドアを見つめ、次元は肩をすくめた。