第1話
name change
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「王女が首にかけているのが、お目当てのルナトーンって石だ。長いことその存在は確認されず、伝説上の宝石と言われていた」
「おい、王女の後ろに写ってんの、これ不二子じゃねぇのか?」
次元は写真を指さした。
ルパンはあっさりと肯定する。
「そうよー? 不二子はルナトーンの情報をいち早く仕入れて潜入してたんだ。で、実際盗み出してみたら、それがなんとダイヤで作られたイミテーションだったんだと」
「彼女にしちゃあ、ずいぶんお粗末だな」
「不二子ちゃんたら、もうがっかりしてさ。やっぱり伝説上の石なんだって諦めようとしたんだ。だが、ダイヤを盗まれたことに気づいた王女がな、こう言ったんだって」
『レプリカを作っておいてよかった』
価値のある宝石だと、レプリカを作ってそれを身に着けるというのはよくある事だ。
ルナトーンもご多分に漏れずだったらしい。
「で、ひそかに本物の隠し場所を探りたいというワケか」
「そーいうこと!」
ルパンはもみ手をして『やってくれる?』と次元に迫った。
「不二子にやらせりゃいいじゃねぇか。どーせ欲しがってんのはあいつなんだろ?」
「ダイヤを持ってるし、疑われないように一度帰国したよ。『ルパン、あなただけが頼りなのぉ』なんてかわいいこと言ってくれちゃってさぁ。いっちょやってやろうじゃないかーってね」
「そんじゃ“頼りになるルパン”、おめぇが行ってやれよ」
「俺だってやることがあんの! それに、ボディガードは次元ちゃんのほうが適任でショ」
次元はもう一度、手の中の王女の写真に目を落とした。
艶やかなブロンドが美しい曲線を描きながらむき出しの肩に流れ落ちている。
花のような笑顔。
「頼むよ次元~、頼むよ~」
「だーっ、ひっつくな! わかったよ、やりゃーいいんだろ、やりゃあ!」
結局、次元はボディガードの役を引き受けたのだった。
「おい、王女の後ろに写ってんの、これ不二子じゃねぇのか?」
次元は写真を指さした。
ルパンはあっさりと肯定する。
「そうよー? 不二子はルナトーンの情報をいち早く仕入れて潜入してたんだ。で、実際盗み出してみたら、それがなんとダイヤで作られたイミテーションだったんだと」
「彼女にしちゃあ、ずいぶんお粗末だな」
「不二子ちゃんたら、もうがっかりしてさ。やっぱり伝説上の石なんだって諦めようとしたんだ。だが、ダイヤを盗まれたことに気づいた王女がな、こう言ったんだって」
『レプリカを作っておいてよかった』
価値のある宝石だと、レプリカを作ってそれを身に着けるというのはよくある事だ。
ルナトーンもご多分に漏れずだったらしい。
「で、ひそかに本物の隠し場所を探りたいというワケか」
「そーいうこと!」
ルパンはもみ手をして『やってくれる?』と次元に迫った。
「不二子にやらせりゃいいじゃねぇか。どーせ欲しがってんのはあいつなんだろ?」
「ダイヤを持ってるし、疑われないように一度帰国したよ。『ルパン、あなただけが頼りなのぉ』なんてかわいいこと言ってくれちゃってさぁ。いっちょやってやろうじゃないかーってね」
「そんじゃ“頼りになるルパン”、おめぇが行ってやれよ」
「俺だってやることがあんの! それに、ボディガードは次元ちゃんのほうが適任でショ」
次元はもう一度、手の中の王女の写真に目を落とした。
艶やかなブロンドが美しい曲線を描きながらむき出しの肩に流れ落ちている。
花のような笑顔。
「頼むよ次元~、頼むよ~」
「だーっ、ひっつくな! わかったよ、やりゃーいいんだろ、やりゃあ!」
結局、次元はボディガードの役を引き受けたのだった。