第3話
name change
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レセプションが始まった。
プルーデンスはソーントンとの打ち合わせ通りに動いてる。
緊張しているのか表情はかたいが、何とかこなしているようだった。
次元は彼女が何度もこちらを見つめていることに気がついた。
何度も目が合う。
奔放な対象よりはこちらを気にしてくれる方が仕事はやりやすいが、じっと見られていると気が散ってしかたがない。
たまらず、注意することにした。
「プルーデンス。俺のことは気にせず、公務に集中してくれ」
「ひとつ聞きたいんだけど」
「なんだ」
「もし誰かが私に銃を向けたら、どうするの……?」
「距離が近ければ飛びかかってぶちのめす。遠けりゃ鉛玉をお見舞いする。どっちも間に合わない時は、」
プルーデンスはじっと次元を見上げている。
「楯になってお前さんを守る」
プルーデンスがハッと息をのんだ。
目が大きく見開かれ、唇が震えている。
「何を驚いているんだ。ボディガードってのはそういうもんだろう」
「…………」
「心配するな、俺はプロだ。防弾ベストもあるしな。まぁ、頭をぶち抜かれりゃおしまいだが……」
「王女なんかのために命を張るの⁉︎」
プルーデンスは次元の胸にすがりついた。
思いつめたような目をしている。
「『王女なんか』とは、ずいぶん卑下するんだな」
次元は彼女を引きはがし、一歩下がって距離を置いた。
「俺は何があろうとプルーデンスを守る。それが仕事だ」
ソーントンが物陰からプルーデンスを手招きしている。
「行け。せいぜい頑張って王子に惚れられて来い」
プルーデンスの肩を押して促す。
彼女は何か言いたげにしていたが、やがて肩を落として次元に背を向けた。
プルーデンスはソーントンとの打ち合わせ通りに動いてる。
緊張しているのか表情はかたいが、何とかこなしているようだった。
次元は彼女が何度もこちらを見つめていることに気がついた。
何度も目が合う。
奔放な対象よりはこちらを気にしてくれる方が仕事はやりやすいが、じっと見られていると気が散ってしかたがない。
たまらず、注意することにした。
「プルーデンス。俺のことは気にせず、公務に集中してくれ」
「ひとつ聞きたいんだけど」
「なんだ」
「もし誰かが私に銃を向けたら、どうするの……?」
「距離が近ければ飛びかかってぶちのめす。遠けりゃ鉛玉をお見舞いする。どっちも間に合わない時は、」
プルーデンスはじっと次元を見上げている。
「楯になってお前さんを守る」
プルーデンスがハッと息をのんだ。
目が大きく見開かれ、唇が震えている。
「何を驚いているんだ。ボディガードってのはそういうもんだろう」
「…………」
「心配するな、俺はプロだ。防弾ベストもあるしな。まぁ、頭をぶち抜かれりゃおしまいだが……」
「王女なんかのために命を張るの⁉︎」
プルーデンスは次元の胸にすがりついた。
思いつめたような目をしている。
「『王女なんか』とは、ずいぶん卑下するんだな」
次元は彼女を引きはがし、一歩下がって距離を置いた。
「俺は何があろうとプルーデンスを守る。それが仕事だ」
ソーントンが物陰からプルーデンスを手招きしている。
「行け。せいぜい頑張って王子に惚れられて来い」
プルーデンスの肩を押して促す。
彼女は何か言いたげにしていたが、やがて肩を落として次元に背を向けた。