肉と魚と謎の調味料
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「ご馳走様でした。美味しかったです」
私はホームズさんにお礼を言った。
「そうかい? ハドソンさんの料理には及ばないが、まぁ及第点だろう」
ホームズさんも満足そうに言う。
私はコーヒーを用意しながら訊ねた。
「ところで、あのソースですけど……あれって何でできていたんですか?」
「あぁ、あれか……」
ホームズさんは何故か口ごもった。
「あれは、まぁその……」
目が泳いでいる。
明らかに挙動不審である。
「そうだ、事件の考察に戻らなくては」
ホームズさんは立ち上がった。
「ホームズさん?」
「僕は7通り考えた。どれもこれまでの状況と矛盾はしない。しかしどれが正しいかは分からないな、うん」
「ホームズさん!」
「まだデータが足りないな、うん」
私の言葉を無視して、ホームズさんはそそくさとデスクへ戻ってしまった。
「えぇ……何でてきてたの、あれ……」
ホームズさんが生成したあの調味料は何だったのか。
私はその夜、眠れぬ夜を過ごしたのだった。
「『料理男子』は削除だな……」
終わり
私はホームズさんにお礼を言った。
「そうかい? ハドソンさんの料理には及ばないが、まぁ及第点だろう」
ホームズさんも満足そうに言う。
私はコーヒーを用意しながら訊ねた。
「ところで、あのソースですけど……あれって何でできていたんですか?」
「あぁ、あれか……」
ホームズさんは何故か口ごもった。
「あれは、まぁその……」
目が泳いでいる。
明らかに挙動不審である。
「そうだ、事件の考察に戻らなくては」
ホームズさんは立ち上がった。
「ホームズさん?」
「僕は7通り考えた。どれもこれまでの状況と矛盾はしない。しかしどれが正しいかは分からないな、うん」
「ホームズさん!」
「まだデータが足りないな、うん」
私の言葉を無視して、ホームズさんはそそくさとデスクへ戻ってしまった。
「えぇ……何でてきてたの、あれ……」
ホームズさんが生成したあの調味料は何だったのか。
私はその夜、眠れぬ夜を過ごしたのだった。
「『料理男子』は削除だな……」
終わり
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