ばからしい
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1時間が経過した。
「お腹すいたなぁ」
呟く綾を次元は鼻で笑った。
「さっさと負けを認めろ。そうすりゃオヤツでもなんでも食えるぜ」
「そんなこと言って、本当は次元、辛いんでしょう。いいんだよ、止めても」
「そうはいくかよ。こうなりゃ意地でも負けねぇ」
意地だと言い切ってしまうあたりがすでに負けではないのか。
心の中でツッコむ五エ門だった。
そして2時間が経過。
「足は……痛くないか、綾……」
「全然平気……次元こそっ……」
2人とも会話がおかしい。
普段テーブル派の二人にとって、2時間の正座はそうとう辛いだろう。
よくここまで持ったと五エ門もはじめは感心したが、
「そろそろ……降参したらどうだ、綾……」
「じ、冗談……」
もはや意地の張り合いでしかない事に気づいて呆れるのだった
そして、3時間が経過した時だ。
「おーい、お前らぁ。飯いくぞー?」
ルパンの声がした。
そういえば、今夜は行きつけのレストランで食事の予定だった。
五エ門はすっくと立ち上がった。
「しかたない。勝負はお預けだな」
「そうだね。せーの、で止めよう?」
次元と綾はせーので同時に足を投げ出した。
そして、ほどなく襲ってきた痺れに2人同時に倒れこむ。
2人は声も出せずに、足を押えて海老のようにのた打ち回っている。
ケンカ両成敗。
神様は公平だ。
「では、御免」
五エ門は2人を置いてサッサと部屋を出ていくのだった。
おわり
「お腹すいたなぁ」
呟く綾を次元は鼻で笑った。
「さっさと負けを認めろ。そうすりゃオヤツでもなんでも食えるぜ」
「そんなこと言って、本当は次元、辛いんでしょう。いいんだよ、止めても」
「そうはいくかよ。こうなりゃ意地でも負けねぇ」
意地だと言い切ってしまうあたりがすでに負けではないのか。
心の中でツッコむ五エ門だった。
そして2時間が経過。
「足は……痛くないか、綾……」
「全然平気……次元こそっ……」
2人とも会話がおかしい。
普段テーブル派の二人にとって、2時間の正座はそうとう辛いだろう。
よくここまで持ったと五エ門もはじめは感心したが、
「そろそろ……降参したらどうだ、綾……」
「じ、冗談……」
もはや意地の張り合いでしかない事に気づいて呆れるのだった
そして、3時間が経過した時だ。
「おーい、お前らぁ。飯いくぞー?」
ルパンの声がした。
そういえば、今夜は行きつけのレストランで食事の予定だった。
五エ門はすっくと立ち上がった。
「しかたない。勝負はお預けだな」
「そうだね。せーの、で止めよう?」
次元と綾はせーので同時に足を投げ出した。
そして、ほどなく襲ってきた痺れに2人同時に倒れこむ。
2人は声も出せずに、足を押えて海老のようにのた打ち回っている。
ケンカ両成敗。
神様は公平だ。
「では、御免」
五エ門は2人を置いてサッサと部屋を出ていくのだった。
おわり