爪先で恋をしよう
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こんな夜更けにどこに行くのか、なんて。
んな野暮なことを訊くか、フツー。
いつものバーだよ。
あぁ? 今夜の相手?
…………。
あのな、大人のプライベートにいちいち口をはさむなと……。
わかってんじゃねぇか。
なんだよ。今ドンカンって言ったか?
ったく……。
玄関に向かい靴を履きながら考える。
子ども扱いすりゃあ、すぐ拗ねる。
かといって、大人扱いすりゃあ途端に及び腰だ。
彼女とは、少しずつ距離が縮まっていけばいい。
大切にしたい……なんて、口にすれば俺の負け。
そいつはプライドがゆるさねぇ。
次元ー? なんて。
とびきり甘い声が背中にふってきたかと思うと、俺の視線に飛び込んできたのは真っ赤なつま先。
引き締まった足首から白いふくらはぎへ、そしてさらに上へと視線をやれば、綾が笑顔で立っていた。
いってらっしゃい、なんて言いながら。
綾はカーマインレッドのつま先で背伸びをすると、そっと触れるだけのキスをした。
しまった、先手をとられた。
おわり
んな野暮なことを訊くか、フツー。
いつものバーだよ。
あぁ? 今夜の相手?
…………。
あのな、大人のプライベートにいちいち口をはさむなと……。
わかってんじゃねぇか。
なんだよ。今ドンカンって言ったか?
ったく……。
玄関に向かい靴を履きながら考える。
子ども扱いすりゃあ、すぐ拗ねる。
かといって、大人扱いすりゃあ途端に及び腰だ。
彼女とは、少しずつ距離が縮まっていけばいい。
大切にしたい……なんて、口にすれば俺の負け。
そいつはプライドがゆるさねぇ。
次元ー? なんて。
とびきり甘い声が背中にふってきたかと思うと、俺の視線に飛び込んできたのは真っ赤なつま先。
引き締まった足首から白いふくらはぎへ、そしてさらに上へと視線をやれば、綾が笑顔で立っていた。
いってらっしゃい、なんて言いながら。
綾はカーマインレッドのつま先で背伸びをすると、そっと触れるだけのキスをした。
しまった、先手をとられた。
おわり