可愛いはつくれる
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「不二子~、今日も可愛いねぇ~!」
リビングに現れた不二子を見て、ルパンの目がハートマークになる。
綾はソファに持たれてぼんやりと不二子を見つめた。
ルパンを見上げる小悪魔的な目。妖艶に微笑む唇。
「良いなぁ、不二子ちゃんは……」
綾はため息とともに呟いた。
「私だって、もうちょっと可愛ければなぁ……」
「あら」
耳ざとく聞きつけた不二子は思わず笑みをこぼした。
「綾だって可愛いわよ?」
「そそ。女の子はね、女の子ってだけで、それだけでもうじゅうぶん可愛いものだよ」
ルパンも同意するのだが、 綾はプイと横を向いてしまった。
「ルパンの言葉は信用できない」
「そんなぁ…… 綾にそう言われると傷つくなぁ、オレ」
ルパンは慌てて 綾をなだめにかかる。
横に座って肩など抱いてみたが、無表情の綾にピシャリと手の甲を叩かれた。
「そうだよな。『女だから可愛い』なんて、体目当ての男のセリフだ」
次元がからかい口調で火に油を注いだ。
完全に面白がっている。
「ばっ、次元! なんでそういうコト言うんだよ!」
チラリと横を見れば、綾は拗ねて唇を尖らせている。
「いや、あのね、綾ちゃん。そういう意味じゃなくてね……」
ルパンがオロオロしていると、不二子が綾に歩み寄った。
苦笑しながら、両手で綾の頬を挟む。
「綾、そんな拗ねないの」
「だって……」
綾は目線を上げて不二子の顔を見上げた。
「そりゃあ、不二子ちゃんくらい素材が良ければ私だって……」
「素材?」
不二子は両手を腰に当ててきっぱり言った。
「そんなの、目が2つと鼻と口があればじゅうぶんよ」
「不二子、いくらなんでもそりゃ乱暴……」
呆れるルパンを、不二子はひと睨み。
それだけでルパンは口を閉ざした。
「さぁ綾。いらっしゃい」
不二子は綾の両手をとって立ち上がらせた。
口角を上げてふふんと笑う。
「口で言ってもわからないようだから、体に教えてあげる」
「ひえっ……け、結構デス! 間に合ってます!」
不二子の企むような笑みに不安を抱いた綾は、顔を青ざめさせて全力で断った。
握られた両手を振りほどこうと、上下にブンブン振る。
銭形の握手みたいだと、次元はニヤニヤしながら眺めていた。
『メルシーメルシー! ご協力感謝いたしますぞー!』なんて言う時の、アレだ。
「いいから、いらっしゃい!」
不二子は有無を言わせず、綾を強引に自分の部屋に引きずり込んだ。
「あ、おい……!」
ルパンたちは慌ててその後を追ったが、鼻先でドアを閉められてしまった。
ガチャンと中から鍵がかけられる。
「やっ……な、何で服を脱がなきゃいけないの……?」
うわずった綾の声とともに、ドタバタと物音が聞こえた。
「おい、不二子っ。綾に何を……!」
ドアを叩いたが、返答はない。
物音は止み、静かになった。
時折、不二子が『じっとして』とか『かわいい』とか喋っているのが聞こえてくる。
「なんと、淫らな……」
五エ門が小さく呟いた。
「こらこら。何を想像してんの五エ門チャン」
ルパンのツッコミに、五エ門は真っ赤になって口ごもった。
リビングに現れた不二子を見て、ルパンの目がハートマークになる。
綾はソファに持たれてぼんやりと不二子を見つめた。
ルパンを見上げる小悪魔的な目。妖艶に微笑む唇。
「良いなぁ、不二子ちゃんは……」
綾はため息とともに呟いた。
「私だって、もうちょっと可愛ければなぁ……」
「あら」
耳ざとく聞きつけた不二子は思わず笑みをこぼした。
「綾だって可愛いわよ?」
「そそ。女の子はね、女の子ってだけで、それだけでもうじゅうぶん可愛いものだよ」
ルパンも同意するのだが、 綾はプイと横を向いてしまった。
「ルパンの言葉は信用できない」
「そんなぁ…… 綾にそう言われると傷つくなぁ、オレ」
ルパンは慌てて 綾をなだめにかかる。
横に座って肩など抱いてみたが、無表情の綾にピシャリと手の甲を叩かれた。
「そうだよな。『女だから可愛い』なんて、体目当ての男のセリフだ」
次元がからかい口調で火に油を注いだ。
完全に面白がっている。
「ばっ、次元! なんでそういうコト言うんだよ!」
チラリと横を見れば、綾は拗ねて唇を尖らせている。
「いや、あのね、綾ちゃん。そういう意味じゃなくてね……」
ルパンがオロオロしていると、不二子が綾に歩み寄った。
苦笑しながら、両手で綾の頬を挟む。
「綾、そんな拗ねないの」
「だって……」
綾は目線を上げて不二子の顔を見上げた。
「そりゃあ、不二子ちゃんくらい素材が良ければ私だって……」
「素材?」
不二子は両手を腰に当ててきっぱり言った。
「そんなの、目が2つと鼻と口があればじゅうぶんよ」
「不二子、いくらなんでもそりゃ乱暴……」
呆れるルパンを、不二子はひと睨み。
それだけでルパンは口を閉ざした。
「さぁ綾。いらっしゃい」
不二子は綾の両手をとって立ち上がらせた。
口角を上げてふふんと笑う。
「口で言ってもわからないようだから、体に教えてあげる」
「ひえっ……け、結構デス! 間に合ってます!」
不二子の企むような笑みに不安を抱いた綾は、顔を青ざめさせて全力で断った。
握られた両手を振りほどこうと、上下にブンブン振る。
銭形の握手みたいだと、次元はニヤニヤしながら眺めていた。
『メルシーメルシー! ご協力感謝いたしますぞー!』なんて言う時の、アレだ。
「いいから、いらっしゃい!」
不二子は有無を言わせず、綾を強引に自分の部屋に引きずり込んだ。
「あ、おい……!」
ルパンたちは慌ててその後を追ったが、鼻先でドアを閉められてしまった。
ガチャンと中から鍵がかけられる。
「やっ……な、何で服を脱がなきゃいけないの……?」
うわずった綾の声とともに、ドタバタと物音が聞こえた。
「おい、不二子っ。綾に何を……!」
ドアを叩いたが、返答はない。
物音は止み、静かになった。
時折、不二子が『じっとして』とか『かわいい』とか喋っているのが聞こえてくる。
「なんと、淫らな……」
五エ門が小さく呟いた。
「こらこら。何を想像してんの五エ門チャン」
ルパンのツッコミに、五エ門は真っ赤になって口ごもった。