悪ィ。
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「次元……」
しばらく歩くと、また綾が袖を引く。
「あぁ?」
「このまま出られなかったらどうしよう……」
小さく鼻をすする音が聞こえた。
まったく、めんどくせぇ。
「あのな」
俺は足を止めて綾を振り返った。
綾は眉尻を下げ、子犬みたいにしょんぼりとしている。
「俺がいるだろ」
「うん」
「俺がちゃんとルパンのもとに運んでやるから。心配すんな」
「うん」
綾はすっと俺に歩み寄り、手を握った。
「なっ……!」
動揺しておもわず漏らした声を抗議ととらえたのか、解かれまいと握る手に力がこもったのを感じた。
「怖いから、手をつないでいて」
お願い、と囁くように言われれば
俺はもう何も言えなかった。
しばらく歩くと、また綾が袖を引く。
「あぁ?」
「このまま出られなかったらどうしよう……」
小さく鼻をすする音が聞こえた。
まったく、めんどくせぇ。
「あのな」
俺は足を止めて綾を振り返った。
綾は眉尻を下げ、子犬みたいにしょんぼりとしている。
「俺がいるだろ」
「うん」
「俺がちゃんとルパンのもとに運んでやるから。心配すんな」
「うん」
綾はすっと俺に歩み寄り、手を握った。
「なっ……!」
動揺しておもわず漏らした声を抗議ととらえたのか、解かれまいと握る手に力がこもったのを感じた。
「怖いから、手をつないでいて」
お願い、と囁くように言われれば
俺はもう何も言えなかった。