少しだけ癪で、少しだけ愛おしい
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スナック菓子を袋ごと差し出したとき、案の定、次元は眉をひそめた。
「いらねぇ」
ぶっきらぼうな声。
でも、受け取ってくれた。
ほんと、わかりやすい。
この人は、わたしのことを『邪魔だ』と言うし、『うるさい』とも言うけれど。
いつだって、必要な時には隣にいてくれる。
わたしがルパンの無茶に付き合わされて怪我をしたときも、五エ門に稽古で転がされたときも、黙って絆創膏を差し出してくれたのは次元だった。
照れ屋で、不器用で。
だけど優しい。
「次元は私のこと甘やかしすぎじゃないかって」
ルパンの言葉を借りて、少しだけ探りを入れてみた。
やっぱりムッとしてた。
その顔が見たかった。
だって────ああやって不機嫌そうにする時は大抵、図星なんだから。
「……うるせぇな。ほら、片付けとけ」
ぶっきらぼうにそう言いながら、スナックの袋を押し戻される。
わたしは素直に「はーい」と返事をして、それを丸めて戸棚にしまう。
次元の視線がこちらを横目で追っているのを、ちゃんと知ってる。
癪だったら、ごめんね。
でも、わたしだって────
少しだけ、意地悪したくなるくらいには、あなたが愛おしいの。
ほんとに、気づいてないの?
終わり
「いらねぇ」
ぶっきらぼうな声。
でも、受け取ってくれた。
ほんと、わかりやすい。
この人は、わたしのことを『邪魔だ』と言うし、『うるさい』とも言うけれど。
いつだって、必要な時には隣にいてくれる。
わたしがルパンの無茶に付き合わされて怪我をしたときも、五エ門に稽古で転がされたときも、黙って絆創膏を差し出してくれたのは次元だった。
照れ屋で、不器用で。
だけど優しい。
「次元は私のこと甘やかしすぎじゃないかって」
ルパンの言葉を借りて、少しだけ探りを入れてみた。
やっぱりムッとしてた。
その顔が見たかった。
だって────ああやって不機嫌そうにする時は大抵、図星なんだから。
「……うるせぇな。ほら、片付けとけ」
ぶっきらぼうにそう言いながら、スナックの袋を押し戻される。
わたしは素直に「はーい」と返事をして、それを丸めて戸棚にしまう。
次元の視線がこちらを横目で追っているのを、ちゃんと知ってる。
癪だったら、ごめんね。
でも、わたしだって────
少しだけ、意地悪したくなるくらいには、あなたが愛おしいの。
ほんとに、気づいてないの?
終わり