そんなつもりじゃなかった
name change
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
綾は力なくベッドに倒れこんだ。
指輪を手にした時の、焦ったような次元の顔ばかりが何度も思い浮かぶ。
(そうか……)
考えてみれば、お互い告白したわけでもなければ好意を口にしたこともない。
いつも一緒だったが、彼にしてみれば『かわいい妹分』くらいのものだったのかもしれない。
チクリと胸が痛んだ。
(はっきりさせるべき? でも告白なんかして、もし拒絶されたりしたら……)
次元からもらったコンクパールを握りしめる。
拒絶なんかされたら、きっと耐えられない。
そばにいられなくなるくらいなら、黙っている方がいい。
今はまだ、壊したくない。
……だからこの想いは、もう少し胸の奥にしまっておくことにした。
「よしっ!」
綾はガバと飛び起きた。
(次元にあの指輪を細工した職人さんを紹介してもらって、この真珠でアクセサリーを作ろう)
「じげーん!」
綾はリビングへと飛び込んだ。
ルパンと五エ門が何事かと顔を上げる。
「次元なら出かけたぜ」
「ふーん」
綾は二人に歩み寄り、チェスVS将棋の盤面を覗き込んだ。
チェスの駒は黒と白が入り混じり、将棋の駒も上下入り乱れている。
複雑なルールにのっとって進められているようだ。
「次元がどこに行ったか知ってる?」
「うん? ソノラ市場とか言ってたかな」
「そう。ありがとう」
「どういたしまして。……おっ、チェックメイト!」
王将の前にクインを進めたルパンは、そこで我に返った。
「おい綾、あそこは行かない方が……!」
慌てて呼び止めたが時すでに遅し。
彼女の姿はドアの向こうに消えていた。
指輪を手にした時の、焦ったような次元の顔ばかりが何度も思い浮かぶ。
(そうか……)
考えてみれば、お互い告白したわけでもなければ好意を口にしたこともない。
いつも一緒だったが、彼にしてみれば『かわいい妹分』くらいのものだったのかもしれない。
チクリと胸が痛んだ。
(はっきりさせるべき? でも告白なんかして、もし拒絶されたりしたら……)
次元からもらったコンクパールを握りしめる。
拒絶なんかされたら、きっと耐えられない。
そばにいられなくなるくらいなら、黙っている方がいい。
今はまだ、壊したくない。
……だからこの想いは、もう少し胸の奥にしまっておくことにした。
「よしっ!」
綾はガバと飛び起きた。
(次元にあの指輪を細工した職人さんを紹介してもらって、この真珠でアクセサリーを作ろう)
「じげーん!」
綾はリビングへと飛び込んだ。
ルパンと五エ門が何事かと顔を上げる。
「次元なら出かけたぜ」
「ふーん」
綾は二人に歩み寄り、チェスVS将棋の盤面を覗き込んだ。
チェスの駒は黒と白が入り混じり、将棋の駒も上下入り乱れている。
複雑なルールにのっとって進められているようだ。
「次元がどこに行ったか知ってる?」
「うん? ソノラ市場とか言ってたかな」
「そう。ありがとう」
「どういたしまして。……おっ、チェックメイト!」
王将の前にクインを進めたルパンは、そこで我に返った。
「おい綾、あそこは行かない方が……!」
慌てて呼び止めたが時すでに遅し。
彼女の姿はドアの向こうに消えていた。