ドライブに行こう
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「気持ち悪い……」
不二子は車から降りたとたんにクタクタと地面へ崩れ落ちそうになった。
「大丈夫?」
綾は心配そうに顔を覗き込んでくる。
「お酒の飲み過ぎだよ」
「……貴女のせいよ!」
不二子は綾が曲がりくねった山道で一切スピードを落とさず、タイヤを横滑りさせながらカーブしたのを思い出した。
虫も殺さぬような可愛い顔をして、あんな走り屋みたいな真似をするとは。
不二子は身震いしながら綾を睨んだ。
不二子は気づいていない。
思い出してばかりいたあの男のことが、綾のおかげですっかり頭の片隅に追いやられていることに。
玄関のドアを開ける不二子の後ろで、綾は「良かった」と嬉しそうに笑っていた。
「ルパン! 今すぐ綾の車を取り上げて頂戴!」
「不二子ひどーい!」
おわり
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不二子は車から降りたとたんにクタクタと地面へ崩れ落ちそうになった。
「大丈夫?」
綾は心配そうに顔を覗き込んでくる。
「お酒の飲み過ぎだよ」
「……貴女のせいよ!」
不二子は綾が曲がりくねった山道で一切スピードを落とさず、タイヤを横滑りさせながらカーブしたのを思い出した。
虫も殺さぬような可愛い顔をして、あんな走り屋みたいな真似をするとは。
不二子は身震いしながら綾を睨んだ。
不二子は気づいていない。
思い出してばかりいたあの男のことが、綾のおかげですっかり頭の片隅に追いやられていることに。
玄関のドアを開ける不二子の後ろで、綾は「良かった」と嬉しそうに笑っていた。
「ルパン! 今すぐ綾の車を取り上げて頂戴!」
「不二子ひどーい!」
おわり
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