プレゼント
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ルパン
「クリスマスには帰って来られないって言ってたのに、何で帰ってきちゃうのよ」
文句を言いながらも、綾は嬉しそうにクリスマスの準備をしている。
現在、クリスマスツリーの飾りつけ中だ。
俺は足もとにあったオーナメントの箱を開けて綾に歩み寄る。
「あれ、帰ってこない方が良かった?」
「そうは言ってないでしょ」
綾は振り返り、チラリと俺の顔を見た。
拗ねたように唇を尖らせて、俺の手からキャンディケインとオーナメントボールを受け取る。
そんな風に怒ったフリしたって彼女が喜んでいるのはバレバレで、その小さな背中を見ながらニヤニヤが止まらない。
「でも、本当に何も用意してないの。プレゼントとか……」
「あぁ、それならなーんも問題はない。君をプレゼントに貰うから」
「えっ」
「おとなしくプレゼントになってくれるかい? 綾?」
トップスターを飾り終えた綾を脚立からそっと抱き下ろす。
綾は分かっているのかいないのか、
「そんな事を現実に言う人、初めて見た」
と俺を見上げて笑っている。
俺意外に君にそんな事を言う奴がいても困る。
おわり
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「クリスマスには帰って来られないって言ってたのに、何で帰ってきちゃうのよ」
文句を言いながらも、綾は嬉しそうにクリスマスの準備をしている。
現在、クリスマスツリーの飾りつけ中だ。
俺は足もとにあったオーナメントの箱を開けて綾に歩み寄る。
「あれ、帰ってこない方が良かった?」
「そうは言ってないでしょ」
綾は振り返り、チラリと俺の顔を見た。
拗ねたように唇を尖らせて、俺の手からキャンディケインとオーナメントボールを受け取る。
そんな風に怒ったフリしたって彼女が喜んでいるのはバレバレで、その小さな背中を見ながらニヤニヤが止まらない。
「でも、本当に何も用意してないの。プレゼントとか……」
「あぁ、それならなーんも問題はない。君をプレゼントに貰うから」
「えっ」
「おとなしくプレゼントになってくれるかい? 綾?」
トップスターを飾り終えた綾を脚立からそっと抱き下ろす。
綾は分かっているのかいないのか、
「そんな事を現実に言う人、初めて見た」
と俺を見上げて笑っている。
俺意外に君にそんな事を言う奴がいても困る。
おわり
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