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「それで?」
砂浜に魚の骨を埋めながら次元が口を開いた。
波打ち際で星を眺めていた綾が振り返る。
「それで、って?」
「昼間の話だ。『今まではアンジェリーナ・ジョリーだった』ってことは、今は違うってことだろう」
「あぁ、その話。ちゃんと聞いてたんだ」
綾は笑った。
「うん、今は違うよ」
彼女は再度空に目を向ける。
次元は彼女の隣までいって、同じように空を見た。
さすがは無人島。
満天の星がすぐ近くに感じられ、少し手を伸ばせば届きそうだ。
聞こえるのは波の音と……
「何も要らなかった。次元がいてくれたら」
可愛い声。
次元は綾の肩を抱き寄せた。
『なぁに?』と問いたげな顔で見上げた綾にキスをひとつ。
「めずらしいね、その……キスなんて」
モゴモゴと口ごもりながら、耳まで真っ赤になっている彼女が愛おしくて、次元は思わず笑みをこぼす。
「誰もいないしな」
「そ、そうだね。誰もいないしね」
2人は顔を見合わせ、もう1度キスを交わした。
おわり
砂浜に魚の骨を埋めながら次元が口を開いた。
波打ち際で星を眺めていた綾が振り返る。
「それで、って?」
「昼間の話だ。『今まではアンジェリーナ・ジョリーだった』ってことは、今は違うってことだろう」
「あぁ、その話。ちゃんと聞いてたんだ」
綾は笑った。
「うん、今は違うよ」
彼女は再度空に目を向ける。
次元は彼女の隣までいって、同じように空を見た。
さすがは無人島。
満天の星がすぐ近くに感じられ、少し手を伸ばせば届きそうだ。
聞こえるのは波の音と……
「何も要らなかった。次元がいてくれたら」
可愛い声。
次元は綾の肩を抱き寄せた。
『なぁに?』と問いたげな顔で見上げた綾にキスをひとつ。
「めずらしいね、その……キスなんて」
モゴモゴと口ごもりながら、耳まで真っ赤になっている彼女が愛おしくて、次元は思わず笑みをこぼす。
「誰もいないしな」
「そ、そうだね。誰もいないしね」
2人は顔を見合わせ、もう1度キスを交わした。
おわり