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無人島にひとつだけ持っていくとしたら、ってよくある質問だけどさ」
石を使ってせっせと地面を掘っている次元の横で綾は言う。
「私、アンジェリーナ・ジョリーって答えてたんだよね。今まで」
次元は足もとに置いた空き缶を手に立ち上がる。
彼女の台詞は聞こえていたが、無視した。
「お前の分も取っておいてやったぞ、ミミズ」
これで魚を釣ろうというのである。
ちなみに、釣竿は海岸に落ちていたゴミであらかじめ作っておいた。
空き缶も拾い物だ。
次元も綾も、ここまでゴミを有効活用したことなど今までなかった。
今が人生史上最高のリサイクル率といってもいい。
「ちょ、近づけないで! 要らないってば!」
綾は海老のようにピョンと後ずさりした。
「私はコレで釣るから良いの!」
と、これまた廃材を利用して自作した疑似餌を掲げてみせる。
『人間ココで勝負よ』と得意げに自分の頭を指さす彼女に、次元は肩をすくめた。
お手並み拝見である。
石を使ってせっせと地面を掘っている次元の横で綾は言う。
「私、アンジェリーナ・ジョリーって答えてたんだよね。今まで」
次元は足もとに置いた空き缶を手に立ち上がる。
彼女の台詞は聞こえていたが、無視した。
「お前の分も取っておいてやったぞ、ミミズ」
これで魚を釣ろうというのである。
ちなみに、釣竿は海岸に落ちていたゴミであらかじめ作っておいた。
空き缶も拾い物だ。
次元も綾も、ここまでゴミを有効活用したことなど今までなかった。
今が人生史上最高のリサイクル率といってもいい。
「ちょ、近づけないで! 要らないってば!」
綾は海老のようにピョンと後ずさりした。
「私はコレで釣るから良いの!」
と、これまた廃材を利用して自作した疑似餌を掲げてみせる。
『人間ココで勝負よ』と得意げに自分の頭を指さす彼女に、次元は肩をすくめた。
お手並み拝見である。