嵐を呼ぶレディ
Nawe Change
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デッキに上がったとたん、強い風に煽られ、階下に落ちそうになる。
船は激しく縦揺れしている。
「フローラ様!」身を低くしたまま、綾はフローラを探してデッキを走った。
「引け! 引けー!」
スケイディの声に顔を上げれば、2段縮帆したメインマストのトプスルが裂けており、慌ててたたんでいる。フォアスルも半分裂けており、そちらもたたんでいる最中だ。
「……んもう!」
綾はフォアマストに駆け寄り、持っていたロープで自分とマストを繋いだ。荒い波が打ち込み、足を持っていかれそうになる。
それから、手近なクルーの後ろに並び、ヤードを下ろす為のロープを握る。
「ひけー!」掌帆手の号笛と共に歯を食いしばってロープを引いた。
「リョウ!」スケイディが綾に気づいて飛んできた。「何やってんだ!」
「フローラ様を探してるの! これはついでよ!」
「それなら、金髪さんとこに行け!」スケイディはマストに結んであった綾の命綱を解いた。
「気をつけろよ!」
「ありがとう!」
落雷のような音を立てて、スパンカーが裂けて流れていった。スケイディが怒鳴りながら駆けていくのを見送り、綾も後方へと駆け出した。
船は激しく縦揺れしている。
「フローラ様!」身を低くしたまま、綾はフローラを探してデッキを走った。
「引け! 引けー!」
スケイディの声に顔を上げれば、2段縮帆したメインマストのトプスルが裂けており、慌ててたたんでいる。フォアスルも半分裂けており、そちらもたたんでいる最中だ。
「……んもう!」
綾はフォアマストに駆け寄り、持っていたロープで自分とマストを繋いだ。荒い波が打ち込み、足を持っていかれそうになる。
それから、手近なクルーの後ろに並び、ヤードを下ろす為のロープを握る。
「ひけー!」掌帆手の号笛と共に歯を食いしばってロープを引いた。
「リョウ!」スケイディが綾に気づいて飛んできた。「何やってんだ!」
「フローラ様を探してるの! これはついでよ!」
「それなら、金髪さんとこに行け!」スケイディはマストに結んであった綾の命綱を解いた。
「気をつけろよ!」
「ありがとう!」
落雷のような音を立てて、スパンカーが裂けて流れていった。スケイディが怒鳴りながら駆けていくのを見送り、綾も後方へと駆け出した。