épilogue
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「ありがとう」
宝石を渡すと、不二子は嬉しそうに笑った。キラキラと七色に輝くそれを満足気に見つめる。
するとすかさず、ルパンが不二子の肩に腕を回して言った。
「約束通り手に入れたんだしさ。俺にもそろそろ……報酬ってやつ? 欲しいなぁ」
「考えとくわ」
不二子は涼しい顔でルパンの腕をするりとかわす。
「えぇーっ。手に入れるの大変だったんだぜ⁉︎」
「何言ってんの、大変だったのは綾でしょ?」不二子は私を見る。
「もう大丈夫なの?」
「うん」
私は隣に立つ次元を見上げた。彼と視線を交わして、小さく笑い合う。
「ふーん。良い感じじゃない」
不二子は揶揄うように言って、イタズラっぽい笑みを浮かべた。彼女なりに心配してくれていたのだろう。
「あ、不二子。ちょっと意見を聞きたいんだけど」
私はショルダーバッグを探り、あの日レストランで描いた似顔絵を取り出した。
「どっちが上手いと思う?」
差し出すと、不二子は不思議そうに覗き込む。
「なぁに? 似顔絵?」
「お前……まだそんなモン持ってたのかよ」苦笑まじりに次元が呟く。
「そりゃあ、大事な思い出だからね!」
私は胸を張って答えた。
「お前ら、デートでなにやってんだよ……」
ルパンは呆れ、不二子は肩をすくめる。
「Après la pluie, le beau tempsってとこね」
雨の後には晴れが来る────
私と次元はぴったりと寄り添い、再び顔を見合わせる。
空は限りなく澄んで、どこまでも青く青く、輝いていた。
終わり。
宝石を渡すと、不二子は嬉しそうに笑った。キラキラと七色に輝くそれを満足気に見つめる。
するとすかさず、ルパンが不二子の肩に腕を回して言った。
「約束通り手に入れたんだしさ。俺にもそろそろ……報酬ってやつ? 欲しいなぁ」
「考えとくわ」
不二子は涼しい顔でルパンの腕をするりとかわす。
「えぇーっ。手に入れるの大変だったんだぜ⁉︎」
「何言ってんの、大変だったのは綾でしょ?」不二子は私を見る。
「もう大丈夫なの?」
「うん」
私は隣に立つ次元を見上げた。彼と視線を交わして、小さく笑い合う。
「ふーん。良い感じじゃない」
不二子は揶揄うように言って、イタズラっぽい笑みを浮かべた。彼女なりに心配してくれていたのだろう。
「あ、不二子。ちょっと意見を聞きたいんだけど」
私はショルダーバッグを探り、あの日レストランで描いた似顔絵を取り出した。
「どっちが上手いと思う?」
差し出すと、不二子は不思議そうに覗き込む。
「なぁに? 似顔絵?」
「お前……まだそんなモン持ってたのかよ」苦笑まじりに次元が呟く。
「そりゃあ、大事な思い出だからね!」
私は胸を張って答えた。
「お前ら、デートでなにやってんだよ……」
ルパンは呆れ、不二子は肩をすくめる。
「Après la pluie, le beau tempsってとこね」
雨の後には晴れが来る────
私と次元はぴったりと寄り添い、再び顔を見合わせる。
空は限りなく澄んで、どこまでも青く青く、輝いていた。
終わり。
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