すべての記憶
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張り詰めていた緊張が一気に解け、私はその場にへたり込んだ。
あの宝石は、私が自分の銃と一緒にコインロッカーに預けたものだった。
ルパンが笑いながら言っていた。
『あんなろくでなしより、不二子ちゃんにもらわれた方が宝石だって幸せだろ?』
彼らは、あの宝石を取り返そうと私を追ってきたんだ。
記憶の全てが繋がって、胸の奥に温かいものが広がる。
私は顔を上げた。
次元は銃をホルスターに収め、深く息を吐いた。
あの発砲は咄嗟だったのだろう。私の声に反応して撃った、その判断は迷いのないものだった。けれど、記憶のない私には決して見せたくないものだったに違いない。彼の顔には後悔の色が浮かんでいた。
やがて彼は私の方へゆっくりと歩いてきて、私を真っ直ぐに見下ろした。
「立てるか」そう言って、手を差し伸べる。
私は小さく頷いて、その手を取った。
指先に彼の体温がじんわりと伝わる。
次元に引き上げられながら、私は微笑んだ。
「ありがとう、" 次元 "」
呼び捨てにした私に、次元は驚いたように目を丸くした。
「お前、今……」
「うん。思い出したの、全部」
そっと告げると、次元はしばらくじっと私を見つめた。
「そうか」と呟いて、帽子を目深に被り直す。
「そうか……」
心底ほっとしたように息を吐いた。
あの宝石は、私が自分の銃と一緒にコインロッカーに預けたものだった。
ルパンが笑いながら言っていた。
『あんなろくでなしより、不二子ちゃんにもらわれた方が宝石だって幸せだろ?』
彼らは、あの宝石を取り返そうと私を追ってきたんだ。
記憶の全てが繋がって、胸の奥に温かいものが広がる。
私は顔を上げた。
次元は銃をホルスターに収め、深く息を吐いた。
あの発砲は咄嗟だったのだろう。私の声に反応して撃った、その判断は迷いのないものだった。けれど、記憶のない私には決して見せたくないものだったに違いない。彼の顔には後悔の色が浮かんでいた。
やがて彼は私の方へゆっくりと歩いてきて、私を真っ直ぐに見下ろした。
「立てるか」そう言って、手を差し伸べる。
私は小さく頷いて、その手を取った。
指先に彼の体温がじんわりと伝わる。
次元に引き上げられながら、私は微笑んだ。
「ありがとう、" 次元 "」
呼び捨てにした私に、次元は驚いたように目を丸くした。
「お前、今……」
「うん。思い出したの、全部」
そっと告げると、次元はしばらくじっと私を見つめた。
「そうか」と呟いて、帽子を目深に被り直す。
「そうか……」
心底ほっとしたように息を吐いた。