記憶のかけら
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帰宅後、私はそっと次元さんの部屋の前に立った。
『ポケットに何か入ってなかった?』
『消さなきゃならなくなるぜ』
ルパンさん達はロッカーの中身を知っていたのだろうか。
記憶のない私は、自分と彼らがどういう関係だったのかもわからない。
銃と宝石のことを知ってしまった私は、どうなるのだろう。
彼らの部屋で何か証拠を見つけたい。銃と宝石に関する何か。それから、私の立場、彼らと私の関係。
何でもいい、安心できる何かを。
静かにドアを開けて中に入る。
綺麗に整えられたベッド、小さなカフェテーブル。飾り気のまったくない部屋だ。
退院してきた日には冷たく排他的に見えたのに、今はなんだか懐かしく感じる。
それが、単にこの部屋から追い出されたからなのか、それとも思い出せない記憶からくるものなのかは分からない。
クローゼットを開けると中はすっきりしていた。次元さんの服は片側に寄せられたままで、私が使っていたスペースだけがぽっかり空いている。
なんだか戻ってくるのを待っているみたいで、胸の奥がきゅっと締めつけられた。
私は次元さんのジャケットの間に手を差し込み、そっと押し広げた。
服の間から何かがひらりと滑り落ちる。
床に落ちたそれを拾い上げると、小さな写真だった。駅によくある証明写真機で撮られたものだ。
写真の中の私は楽しそうに笑っている。椅子に座らず、フレーム外の誰かの腕を引っ張って、一緒に写ろうとしている。
相手の顔は写っていないけれど、背景のブルーに映えるこの黒い袖には見覚えがあった。
(次元さん……?)
これは、たぶん。いや、間違いなく次元さんだ。
どうして彼がこんな写真を持っているのだろう。
そもそも、いつ撮ったものなの?
記憶にないその瞬間に、私は頭を抱えた。
『ポケットに何か入ってなかった?』
『消さなきゃならなくなるぜ』
ルパンさん達はロッカーの中身を知っていたのだろうか。
記憶のない私は、自分と彼らがどういう関係だったのかもわからない。
銃と宝石のことを知ってしまった私は、どうなるのだろう。
彼らの部屋で何か証拠を見つけたい。銃と宝石に関する何か。それから、私の立場、彼らと私の関係。
何でもいい、安心できる何かを。
静かにドアを開けて中に入る。
綺麗に整えられたベッド、小さなカフェテーブル。飾り気のまったくない部屋だ。
退院してきた日には冷たく排他的に見えたのに、今はなんだか懐かしく感じる。
それが、単にこの部屋から追い出されたからなのか、それとも思い出せない記憶からくるものなのかは分からない。
クローゼットを開けると中はすっきりしていた。次元さんの服は片側に寄せられたままで、私が使っていたスペースだけがぽっかり空いている。
なんだか戻ってくるのを待っているみたいで、胸の奥がきゅっと締めつけられた。
私は次元さんのジャケットの間に手を差し込み、そっと押し広げた。
服の間から何かがひらりと滑り落ちる。
床に落ちたそれを拾い上げると、小さな写真だった。駅によくある証明写真機で撮られたものだ。
写真の中の私は楽しそうに笑っている。椅子に座らず、フレーム外の誰かの腕を引っ張って、一緒に写ろうとしている。
相手の顔は写っていないけれど、背景のブルーに映えるこの黒い袖には見覚えがあった。
(次元さん……?)
これは、たぶん。いや、間違いなく次元さんだ。
どうして彼がこんな写真を持っているのだろう。
そもそも、いつ撮ったものなの?
記憶にないその瞬間に、私は頭を抱えた。