記憶のかけら
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ふたりが出て行ったあと、リビングは急に静かになった。
私はソファにぽつんと座ったまま、今日一日をどう過ごそうかと考える。
ふと、首元のチェーンに指が触れた。
肌にひんやりと当たる、小さな鍵。
この鍵……今まで気にしてなかったけれど、いったい何の鍵なんだろう?
私はネックレスを外し、手のひらにのせた。
細身で、古びた感じもない。形状やサイズからして、よくある南京錠の鍵とか、小さな引き出しとか。あるいは、コインロッカーとか……。
ふと、思い出す。
私が転落した場所は、駅へと続く階段だった。あの駅にロッカーはあっただろうか。
行ってみようか。
もしかしたらこの鍵が、何かを思い出すきっかけになるかもしれない。
駅へと真っ直ぐ伸びる階段を登る。
きちんと舗装された綺麗な階段で、こんな場所でどうして転落したのか、自分でも分からなかった。
さほど大きくない駅の改札前を見回す。コインロッカーは売店の横に設置されていた。
心臓の鼓動が早くなるのを感じながら、鍵に刻まれた番号を探した。
(あった……!)
震える手で鍵を取り出し、鍵穴に差し込んだ。鍵がカチリと音を立てて回り、扉が開く。
中に入っていたのは、黒いビロードの袋だった。
私は辺りを気にしながら、そっと取り出し、駅から少し離れた場所でベンチに腰を下ろした。
袋の口をゆっくり開ける。
中にあったのは小ぶりな拳銃。そして、光を反射してきらめく、いくつかの宝石だった。
「……どうして、こんな物が……」
指が震える。
手のひらに乗ったそれは、まるで現実感がなくて、夢を見ているようだった。
誰のもの? どうして私が……。
胸の奥に、冷たいものが流れ込んでくる。
まるで、自分の知らない自分を、垣間見せられたような感覚だった。
私はソファにぽつんと座ったまま、今日一日をどう過ごそうかと考える。
ふと、首元のチェーンに指が触れた。
肌にひんやりと当たる、小さな鍵。
この鍵……今まで気にしてなかったけれど、いったい何の鍵なんだろう?
私はネックレスを外し、手のひらにのせた。
細身で、古びた感じもない。形状やサイズからして、よくある南京錠の鍵とか、小さな引き出しとか。あるいは、コインロッカーとか……。
ふと、思い出す。
私が転落した場所は、駅へと続く階段だった。あの駅にロッカーはあっただろうか。
行ってみようか。
もしかしたらこの鍵が、何かを思い出すきっかけになるかもしれない。
駅へと真っ直ぐ伸びる階段を登る。
きちんと舗装された綺麗な階段で、こんな場所でどうして転落したのか、自分でも分からなかった。
さほど大きくない駅の改札前を見回す。コインロッカーは売店の横に設置されていた。
心臓の鼓動が早くなるのを感じながら、鍵に刻まれた番号を探した。
(あった……!)
震える手で鍵を取り出し、鍵穴に差し込んだ。鍵がカチリと音を立てて回り、扉が開く。
中に入っていたのは、黒いビロードの袋だった。
私は辺りを気にしながら、そっと取り出し、駅から少し離れた場所でベンチに腰を下ろした。
袋の口をゆっくり開ける。
中にあったのは小ぶりな拳銃。そして、光を反射してきらめく、いくつかの宝石だった。
「……どうして、こんな物が……」
指が震える。
手のひらに乗ったそれは、まるで現実感がなくて、夢を見ているようだった。
誰のもの? どうして私が……。
胸の奥に、冷たいものが流れ込んでくる。
まるで、自分の知らない自分を、垣間見せられたような感覚だった。