危険物と生ものはお送りできません(仮)
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「お前、妹なんていたのか」
次元も驚きを隠せない。
「父母がおれば、きょうだいだっているに決まっておろう」
五エ門は心外だとでも言いたげに答えた。
「妹かぁ……」
ルパンはことのほか残念そうに肩を落とした。
「うむ」
「いや『うむ』じゃねぇよ」
次元が思わず突っ込む。
「俺は子守りはごめんだぜ」
「次元、お主ならできる」
「なんでだよ」
五エ門に何を言っても無駄と悟った次元は綾を見た。
彼女は不安げに次元を見上げている。
「……まぁ、いいさ。ルパンが受けるって言っちまったからな」
次元は諦めたように頭をかいた。
すると引き受けた当の本人は、
「あ、悪い。俺、不二子に頼まれてる仕事があるんだった。いやーまったく、残念無念」
とヘラヘラ笑った。
「なに⁉︎」
「ってことで次元、あと頼むわ」
すたこらさっさ。
ルパンは素早くドアの向こうへ姿を消した。
「待てぃ、ルパン!」
銭形の十八番を叫んで五エ門が追いかけていくのを、次元は呆れながら見送った。
「あ、あの……」
綾が心配そうに次元のジャケットの裾を引く。
次元は彼女を見ると、フッと笑った。
「仕方ねぇ。取り残された者同士、まぁ仲良くやろうや」
綾は次元の言葉に不思議そうに首を傾げた。
「俺は次元大介だ。よろしくな」
「はい! よろしくお願いします」
次元が協力してくれると分かると綾はパッと顔を綻ばせた。
目を輝かせて子供のように喜んでいる彼女を見ていると、次元も自然と笑顔になる。
「……で? お前さんの届け先はどこなんだ」
次元はジャケットのポケットからタバコを取り出した。
「あ、ありがとうございます!」
綾は嬉しそうに住所を記したメモを差し出した。次元はタバコに火をつけながら地図を確認する。
「こりゃあ……山ん中だな」
「はい」
「……ま、いいさ。引き受けちまったからには行くしかねぇな。あんたもそれでいいか?」
「もちろんです!」
綾は嬉しそうに頷いた。
次元も驚きを隠せない。
「父母がおれば、きょうだいだっているに決まっておろう」
五エ門は心外だとでも言いたげに答えた。
「妹かぁ……」
ルパンはことのほか残念そうに肩を落とした。
「うむ」
「いや『うむ』じゃねぇよ」
次元が思わず突っ込む。
「俺は子守りはごめんだぜ」
「次元、お主ならできる」
「なんでだよ」
五エ門に何を言っても無駄と悟った次元は綾を見た。
彼女は不安げに次元を見上げている。
「……まぁ、いいさ。ルパンが受けるって言っちまったからな」
次元は諦めたように頭をかいた。
すると引き受けた当の本人は、
「あ、悪い。俺、不二子に頼まれてる仕事があるんだった。いやーまったく、残念無念」
とヘラヘラ笑った。
「なに⁉︎」
「ってことで次元、あと頼むわ」
すたこらさっさ。
ルパンは素早くドアの向こうへ姿を消した。
「待てぃ、ルパン!」
銭形の十八番を叫んで五エ門が追いかけていくのを、次元は呆れながら見送った。
「あ、あの……」
綾が心配そうに次元のジャケットの裾を引く。
次元は彼女を見ると、フッと笑った。
「仕方ねぇ。取り残された者同士、まぁ仲良くやろうや」
綾は次元の言葉に不思議そうに首を傾げた。
「俺は次元大介だ。よろしくな」
「はい! よろしくお願いします」
次元が協力してくれると分かると綾はパッと顔を綻ばせた。
目を輝かせて子供のように喜んでいる彼女を見ていると、次元も自然と笑顔になる。
「……で? お前さんの届け先はどこなんだ」
次元はジャケットのポケットからタバコを取り出した。
「あ、ありがとうございます!」
綾は嬉しそうに住所を記したメモを差し出した。次元はタバコに火をつけながら地図を確認する。
「こりゃあ……山ん中だな」
「はい」
「……ま、いいさ。引き受けちまったからには行くしかねぇな。あんたもそれでいいか?」
「もちろんです!」
綾は嬉しそうに頷いた。