危険物と生ものはお送りできません(仮)
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「おい、ルパン。『連れて来る』たぁどういうことだ」
次元がルパンに顔を寄せて聞いた。
「そうだなぁ、届け物なら普通は『持って』くんのよねぇ」
ルパンも首を傾げる。
しばらくすると五エ門が一人の少女を連れて戻ってきた。
長い黒髪をポニーテールに結い、大きめの黒いシャツを身につけていた。
服装のせいか、かなり華奢に見える。
「か……っわいぃ~っ」
ルパンは思わず感嘆の声を上げた。
「おいっ、それは俺のシャツじゃねぇか!」
次元は思わず非難の声を上げた。
「服装を変える必要があったのでな。拝借させてもらった」
五エ門はさも当然といった顔で説明する。
「まさか、この娘っ子が届け物ってんじゃ……」
「左様。彼女だ」
次元の言葉に被せるように、五エ門はきっぱりと言った。
「そんで? 名前はなんてーの?」
ルパンは嬉しそうに少女にたずねた。
「あ、えっと……」
「綾だ」
彼女より早く五エ門が答えた。
「綾ちゃんか。安心しな、俺が朝も夜もずーっとそばにいて、守ってあげるから」
素早く彼女の肩を抱いて、ルパンはニシシと笑っている。
いつものビョーキが始まったと、次元はため息をついた。
「ルパン、てめぇの趣味にとやかく言うつもりはねぇが、そいつは未成年だ」
「次元ちゃんったらお堅いのね」
「言っておくが」
五エ門が綾の肩からルパンの手を払いのけ、2人の間に割って入った。
「彼女は拙者の妹だ」
ルパンは目を見開いた。
驚愕の顔で綾と五エ門を交互に指差ししている。
「いもっ……⁉︎」
「妹だ」
「い、いもっ……」
「妹だ」
手を出すなと鯉口を切る五エ門の気迫に押され、ルパンは頷くしかない。
次元がルパンに顔を寄せて聞いた。
「そうだなぁ、届け物なら普通は『持って』くんのよねぇ」
ルパンも首を傾げる。
しばらくすると五エ門が一人の少女を連れて戻ってきた。
長い黒髪をポニーテールに結い、大きめの黒いシャツを身につけていた。
服装のせいか、かなり華奢に見える。
「か……っわいぃ~っ」
ルパンは思わず感嘆の声を上げた。
「おいっ、それは俺のシャツじゃねぇか!」
次元は思わず非難の声を上げた。
「服装を変える必要があったのでな。拝借させてもらった」
五エ門はさも当然といった顔で説明する。
「まさか、この娘っ子が届け物ってんじゃ……」
「左様。彼女だ」
次元の言葉に被せるように、五エ門はきっぱりと言った。
「そんで? 名前はなんてーの?」
ルパンは嬉しそうに少女にたずねた。
「あ、えっと……」
「綾だ」
彼女より早く五エ門が答えた。
「綾ちゃんか。安心しな、俺が朝も夜もずーっとそばにいて、守ってあげるから」
素早く彼女の肩を抱いて、ルパンはニシシと笑っている。
いつものビョーキが始まったと、次元はため息をついた。
「ルパン、てめぇの趣味にとやかく言うつもりはねぇが、そいつは未成年だ」
「次元ちゃんったらお堅いのね」
「言っておくが」
五エ門が綾の肩からルパンの手を払いのけ、2人の間に割って入った。
「彼女は拙者の妹だ」
ルパンは目を見開いた。
驚愕の顔で綾と五エ門を交互に指差ししている。
「いもっ……⁉︎」
「妹だ」
「い、いもっ……」
「妹だ」
手を出すなと鯉口を切る五エ門の気迫に押され、ルパンは頷くしかない。
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