第2話
name change
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
生まれてこの方、これほど緊張したことはないかもしれない。
どう手配したのか、私はジョンとスミスに連れられてとあるスタジオに来ていた。
淡い色の大人っぽいスーツを着て、カメラの前に立たされている。
「大丈夫、心配するな。ただ、紙に書いてあることをカメラの前で喋るだけだ」と、ジョンが言った。
彼もスミスも、黒服を脱いで再びイケオジモードになっている。
「お気楽に言わないでください。他人事だと思って……」
「他人事だなんて思ってはいない。君を信用しているだけだ」
ニッコリ微笑むジョンに、文句が引っ込んでしまった。
絶対分かっててやってるでしょ、この顔面偏差値エベレストめ。
「家族とか友達とか、私を知ってる人が見たらどう説明するんですか。すぐバレますよ? どうせなら役者さんとか雇った方が良いと思いますけど」
「その辺は我々が用意したこのカメラがカバーする。君は心配しなくていい」
用意されたカメラはどうやら時空管理局製の特別仕様らしい。
私は軽く咳払いをしてから、カメラに向かってスピーチを始めた。
どこかでルパンが見ているのだと意識しながら。
「私は、所有している宝石のコレクションを、今月末より四越デパートで開催されます展示会『Rare stone Museum』にて公開いたします……」
どう手配したのか、私はジョンとスミスに連れられてとあるスタジオに来ていた。
淡い色の大人っぽいスーツを着て、カメラの前に立たされている。
「大丈夫、心配するな。ただ、紙に書いてあることをカメラの前で喋るだけだ」と、ジョンが言った。
彼もスミスも、黒服を脱いで再びイケオジモードになっている。
「お気楽に言わないでください。他人事だと思って……」
「他人事だなんて思ってはいない。君を信用しているだけだ」
ニッコリ微笑むジョンに、文句が引っ込んでしまった。
絶対分かっててやってるでしょ、この顔面偏差値エベレストめ。
「家族とか友達とか、私を知ってる人が見たらどう説明するんですか。すぐバレますよ? どうせなら役者さんとか雇った方が良いと思いますけど」
「その辺は我々が用意したこのカメラがカバーする。君は心配しなくていい」
用意されたカメラはどうやら時空管理局製の特別仕様らしい。
私は軽く咳払いをしてから、カメラに向かってスピーチを始めた。
どこかでルパンが見ているのだと意識しながら。
「私は、所有している宝石のコレクションを、今月末より四越デパートで開催されます展示会『Rare stone Museum』にて公開いたします……」