第3話
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次元は新聞を放って、本日何度目かの時計を見た。
既に新聞は隅から隅まで熟読してしまい、手持ち無沙汰だ。
綾の帰りが遅い。
勝手に銃をトラックごと持ち出して依頼人を怒らせたのかもしれなかった。
さて、どうする。
次元は自問した。
彼女がどうなろうと、関係はない。
そもそも、こうして彼女を待つ義理もないのだ。
しかし朝方の彼女の笑顔が脳裏にチラつくと、次元は結局、モーテルの部屋から動かなかった。