いたずらの代償は?

「立木さん助けてこの子どうにかして。君もやでシシ」
「状況がつかめぇからまず話をだな…悠燈も困ってるだろうが」

ドカッと音が聞こえたと思うと彼の頭に拳骨を降りていた。その様子をただ眺めていた。

「だいたい話は分かったけどな、真。そうだな、好きって感情にはな、幾つかあるってわかるか?」

「お前が悠燈や俺たちに抱いているものとその店主に抱いてるものは違うってことを折宮は言ってんだよ。まぁ、今は分からねぇかもしれねぇがな。お前な此処は好きか?なら病院は?俺とこいつなら?…そうだな。ただ好きにも度合いってものがあるだろ?お前が店主に抱いてるのは俺達よりももっと大きな好きだと俺達は思ってる」

「皆さんよりも好き…わかんないっす」

「だから言っただろ?今はわかんねぇかもしれねぇがないづれわかるって、悩んだその分成長するだよ人って言うのは…ほら、そろそろ仕事に戻りな」

そう言われ
優しく頭を撫でられ部屋を後にした

2人きりなった時友人が口を開いた。

「なぁ、真、どうした?今日那魅さんのところ行ったんだろ?」

「那魅さんにね、キスされたんっすよ。けどあの人にとってはなんともない挨拶だと思うっす。けどなんかそれが嫌で」

「キスされたことが?」

友人言葉に首を振る。口付けされたことに嫌悪感はなくただ誰にでも行っているということが酷く悲しくなった

「キスされたことは嫌じゃなかったっす。けど、那魅さんにとってはなんでもないことなんだと思うとこの当たりが苦しくて…。俺ね、あの人にただ笑ってて欲しくて…どうしてかな」

「…馬鹿だな答えなら出てるだろ。真、それがお前の答えじゃあねぇの?ほら、立木さんも言ってただろ?今は分からなくてもいいって、だから難しく考え過ぎると熱出るぞ」

その日感じたのが何かと名前はまだない。
数日後仕事の休みに店を尋ね
優しく笑いかけられた様子に早くなる鼓動やこの気持ちに名前が着くのはまたいつか

~END~
5/6ページ
スキ