江戸時代の遊郭。
そこは男性が女装をして、男性の相手をする店だった。
東北の貧しい家に生まれ、売られてきた9歳の男の子。
両親からも虐待を受けて家畜以下の扱いを受けていたからか、彼は体が小さく言葉を発することはなかった。
しかし目鼻立ちが綺麗で、まるで女の子のような顔立ちだった。
彼は売られてきたその日に「菊」という名前を与えられ、店の主人に「仕込み」をされたが、あまりの苦痛に部屋から飛び出した。
丁稚奉公の「健太」が中庭の掃き掃除をしていると、目の前の部屋から菊が半裸で飛び出してきて廊下を走って行くのを目撃した。
その後に部屋から半裸の主人が目をつり上げながら出てきて、健太に気づくと菊を探して連れ戻すように言った。
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