青のアネモネ
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夢莉side
うちの家とひなの家は親が中学からの付き合い
家も近くて生まれてからずっと一緒やった
幼稚園も小学校も中学も一緒に入った
なのにまだ中学入って半年も経ってないのに
『あっ夢莉!ママ〜夢莉きたからちょっと話してくる!』
ママ「玄関に荷物だけまとめなさい!」
『はぁい』
なんでそんな普通でいられるのかがわからない
明日から隣にいないくせに
『お待たせ〜とりあえずいつものとこ行こ?』
腕を引っ張られいつもの公園に行く
何かあればここに来て学校帰り寄り道をしたりした
『どしたの?そんな焦って』
夢莉「なんでそんなケロッとしてられんの?
明日から隣にいないのに隣にいるのが当たり前だったじゃん!」
『だって言ったって寂しくなって離れたくなくなって
暗い顔見るだけでしょ?それが嫌だったし…
だから夢莉ママにいわんといてって頼んだ
パパについてくって言ったのはひなやもん
離れるの覚悟した上でやったし』
夢莉「いつ帰ってくるの?」
『わからへん
パパいつまでって決まってないみたいやし』
夢莉「なんで急に行くなんて言い出したん?」
『うちもやし夢莉のとこもやけど学生結婚やん?
パパさママに頼りっぱなしでご飯はまともに作れない
洗濯回したらなんか変な音するし
寝落ちするし起きれへんし
そんなんが単身赴任なんてしたら大事やで
やから行く 別に会えんわけじゃないしな?』
夢莉「帰ってくる保証ないのに?」
『知ってた?アメリカの夏休みって長いんやで?
パパも仕事休めるらしいし日本にはちゃんと帰ってくる
けど英語とかネイティブの人から学べるならいいかなって
早く帰ってこれるように単位は早めに取っとくからさ
また一緒に行こうよ高校なり大学なり』
夢莉「無理そんなん耐えれへん
生まれた時から一緒やったやん!
そんな素振り一切見せんかったし
そんな確証のない約束なんかできひん!」
『ひなが我慢すれば家がうまく回るから
ひなが頑張らなあかんねん
ひなやって怖いよ
いくら学校の成績が良くするためにがんばってたとはいえ
英会話通ってたとはいえ異国の地へ行くねん
うまく行くとは思えへん…
けど頑張るしかないやんか』
夢莉「もう出発なんよな」
『今日の終電で東京行って泊まって明日の午後のフライトやで』
夢莉「そう…」
『会えへんわけじゃないからさ
絶対帰ってくる夢莉も部活あるけどひなが合間縫うから』
夢莉「吹部のみんなには?」
『吹奏楽のメンバーはちゃんとお別れしてきた
クラスのみんなには言ってないねん
だから質問攻めに合うかも知れへんけどよろしくな?』
夢莉「わかった ちゃんと帰ってきてや
じゃないと許さんから」
『うん もちろん』
そんな話をしたはずなのに中学校生活の間姿を見ることも連絡することもなかった
うちの家とひなの家は親が中学からの付き合い
家も近くて生まれてからずっと一緒やった
幼稚園も小学校も中学も一緒に入った
なのにまだ中学入って半年も経ってないのに
『あっ夢莉!ママ〜夢莉きたからちょっと話してくる!』
ママ「玄関に荷物だけまとめなさい!」
『はぁい』
なんでそんな普通でいられるのかがわからない
明日から隣にいないくせに
『お待たせ〜とりあえずいつものとこ行こ?』
腕を引っ張られいつもの公園に行く
何かあればここに来て学校帰り寄り道をしたりした
『どしたの?そんな焦って』
夢莉「なんでそんなケロッとしてられんの?
明日から隣にいないのに隣にいるのが当たり前だったじゃん!」
『だって言ったって寂しくなって離れたくなくなって
暗い顔見るだけでしょ?それが嫌だったし…
だから夢莉ママにいわんといてって頼んだ
パパについてくって言ったのはひなやもん
離れるの覚悟した上でやったし』
夢莉「いつ帰ってくるの?」
『わからへん
パパいつまでって決まってないみたいやし』
夢莉「なんで急に行くなんて言い出したん?」
『うちもやし夢莉のとこもやけど学生結婚やん?
パパさママに頼りっぱなしでご飯はまともに作れない
洗濯回したらなんか変な音するし
寝落ちするし起きれへんし
そんなんが単身赴任なんてしたら大事やで
やから行く 別に会えんわけじゃないしな?』
夢莉「帰ってくる保証ないのに?」
『知ってた?アメリカの夏休みって長いんやで?
パパも仕事休めるらしいし日本にはちゃんと帰ってくる
けど英語とかネイティブの人から学べるならいいかなって
早く帰ってこれるように単位は早めに取っとくからさ
また一緒に行こうよ高校なり大学なり』
夢莉「無理そんなん耐えれへん
生まれた時から一緒やったやん!
そんな素振り一切見せんかったし
そんな確証のない約束なんかできひん!」
『ひなが我慢すれば家がうまく回るから
ひなが頑張らなあかんねん
ひなやって怖いよ
いくら学校の成績が良くするためにがんばってたとはいえ
英会話通ってたとはいえ異国の地へ行くねん
うまく行くとは思えへん…
けど頑張るしかないやんか』
夢莉「もう出発なんよな」
『今日の終電で東京行って泊まって明日の午後のフライトやで』
夢莉「そう…」
『会えへんわけじゃないからさ
絶対帰ってくる夢莉も部活あるけどひなが合間縫うから』
夢莉「吹部のみんなには?」
『吹奏楽のメンバーはちゃんとお別れしてきた
クラスのみんなには言ってないねん
だから質問攻めに合うかも知れへんけどよろしくな?』
夢莉「わかった ちゃんと帰ってきてや
じゃないと許さんから」
『うん もちろん』
そんな話をしたはずなのに中学校生活の間姿を見ることも連絡することもなかった