夢莉side
ついにこの日が来た
卒業公演
ほんまにもう隣で踊ることもなくなる
正直自分の卒業を考え始めた時期で
相談しようと思ってたところに向けて卒業発表したから
自分の卒業は誰にもまだ相談できてない
もう少し後になるだろうな
別れたから喋らなくなるのは良くないってよしこに言われて
気まずい感じを出さないように喋るけど
さすがひな 演技経験豊富なだけあって
いつもと変わらない風に見せるのがうまい
私だけだ分かりやすく気まずくなってるのは…

ひな と会えるのもとりあえず最後
円陣が始まるからリハ室にいく

円陣始まる時に

ひな 「あのね今日で最後なのでNのみんなと
今日カメラマンのゆきつんと３期生に
手紙とプレゼントを持ってきました！」

「「えぇ〜！」」

ひな 「ひとりひとりにあるので今から渡したいと思います！
朱里ちゃん、紗英様、愛梨、優美ちゃん、るりな、ちひ、あやてぃん、まいち、
いそ、たけい、りかてぃー、奈々帆、令子、莉央奈、
ゆきつん、うーか、あんちゅ、りなっち、あんたん
…ゆーり　みんな帰ってからみてな？」

「はーい！」

千尋「最後円陣ひな さん…お願いします！」

『円陣はあやてぃんじゃないと笑笑』

彩花「えぇ〜！うち？」

ひな 「もちろん！よーし！準備はいいですか！？』

「はーい」

ひな 「私最後ですよ！？楽しむ準備できてますか！？」

「はーい」

ひな 「間違えてもいいから楽しくやりましょう！
よっしゃ！あやてぃんよろしく！」

彩花「はーい！ひな ちゃんの最後やから楽しくね！
盛り上がれますか〜？」

「はーい」

彩花「うちらが持ってきたのは〜？」

「プライド〜」

彩花「うちらがかけるのは〜？」

「プライド〜」

彩花「全力で〜？」

「N pride〜」

『お願いしまーす！！！』

「「「お願いしまーす！！」」」

あの子のアイドル人生があと2時間くらいで終わる
絶対いいものにするんだ
でも手紙緊張する…

朱里「ゆーりしっかり目に焼き付けときや」

『もちろん』

朱里「泣いたら慰めてあげるな」

『今日は泣かんように頑張る』

朱里「あら？珍しい泣かない宣言？」

『でも曲で泣きそうやな〜』

朱里「そやな　しっかり歌詞噛み締めて歌いや？
なんでこの2曲選んだかとかも考えてな？」

『なんで選んだか？ファンの方とひな にピッタリやからやろ？』

朱里「表向きはな？ひな の思いが詰まってるからちゃんと歌いや？」

『うん？わかった…』

よしこの言ってることがよくわかんなかったけど
そろそろ影アナ始まるから袖付近に移動した