キミとボクの居場所
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影山視点
青城に敗け全国を逃した。
だけど落ち込んでなんかいられない。
敗けは弱さの証明なんかじゃない。
次だ、次は必ず全て倒して俺達が全国へいく。
そんな思いで日々バレーに打ち込んでいる俺に降りかかってきた災難。
それはテストだ。
このテストで赤点を取ってしまうと東京遠征にいけなくなってしまう。
「王様~、バケツの水変えてきてくれない?
ほら、早く掃除終わらせて勉強しなきゃいけないし?」
幸いにも部活後に先輩達や月島と山口が俺と日向に勉強を教えてくれる事になった。
だから早く掃除を終わらせて勉強しなきゃいけない。
それは分かってる、分かってるけど…!
「あー!くそっ!」
水道場でバケツの水を変えながら叫ぶ。
くそっ、月島の野郎…!
頭いいからって!
あんなニヤニヤしながら!
「王様~、まだなの?
僕早く帰りたいんだけど?」
体育館のドアから顔だけ覗かせてニヤニヤしながら俺にそう言ってくる月島にイライラがピークに達する。
「分かってんだよっ!」
月島に向かってそう叫びながらバケツを思いっきり持ち上げると予想以上に持ち上げ過ぎてバケツの水が半分以上まわりに降りかかる。
「うわっ!!」
途端に聞こえてきた女子の驚いたような小さな叫び声。
「え…?」
まさか……、
ゆっくり後ろを振り返るとそこには水を被って濡れてしまっている女子が立っていた。
「す、すんませんッス!!」
慌ててその女子に首にかけてるタオルを差し出す。
「ちょっ、何やってんのさ!」
「えー、何なに~?どしたの?」
慌てた様に体育館から出てくる月島を見て日向や山口も体育館から出てくる。
「うわっ!?どどど、どしたの!?
ずぶ濡れだよ!?」
「王様がバケツの水ぶっかけたんだよ」
「えっ!?影山お前何でそんな酷い事!」
「ち、違う!わざとじゃねぇ!」
「あ、あの…!だ、大丈夫ですか?」
ギャーギャーと騒ぐ中、山口が女子にそう声をかける。
「あ、うん大丈…」
「結愛!?」
女子の言葉を遮る様に響き渡る声。
振り返ると菅原さんが驚いた顔をして女子に駆け寄ってきた。
青城に敗け全国を逃した。
だけど落ち込んでなんかいられない。
敗けは弱さの証明なんかじゃない。
次だ、次は必ず全て倒して俺達が全国へいく。
そんな思いで日々バレーに打ち込んでいる俺に降りかかってきた災難。
それはテストだ。
このテストで赤点を取ってしまうと東京遠征にいけなくなってしまう。
「王様~、バケツの水変えてきてくれない?
ほら、早く掃除終わらせて勉強しなきゃいけないし?」
幸いにも部活後に先輩達や月島と山口が俺と日向に勉強を教えてくれる事になった。
だから早く掃除を終わらせて勉強しなきゃいけない。
それは分かってる、分かってるけど…!
「あー!くそっ!」
水道場でバケツの水を変えながら叫ぶ。
くそっ、月島の野郎…!
頭いいからって!
あんなニヤニヤしながら!
「王様~、まだなの?
僕早く帰りたいんだけど?」
体育館のドアから顔だけ覗かせてニヤニヤしながら俺にそう言ってくる月島にイライラがピークに達する。
「分かってんだよっ!」
月島に向かってそう叫びながらバケツを思いっきり持ち上げると予想以上に持ち上げ過ぎてバケツの水が半分以上まわりに降りかかる。
「うわっ!!」
途端に聞こえてきた女子の驚いたような小さな叫び声。
「え…?」
まさか……、
ゆっくり後ろを振り返るとそこには水を被って濡れてしまっている女子が立っていた。
「す、すんませんッス!!」
慌ててその女子に首にかけてるタオルを差し出す。
「ちょっ、何やってんのさ!」
「えー、何なに~?どしたの?」
慌てた様に体育館から出てくる月島を見て日向や山口も体育館から出てくる。
「うわっ!?どどど、どしたの!?
ずぶ濡れだよ!?」
「王様がバケツの水ぶっかけたんだよ」
「えっ!?影山お前何でそんな酷い事!」
「ち、違う!わざとじゃねぇ!」
「あ、あの…!だ、大丈夫ですか?」
ギャーギャーと騒ぐ中、山口が女子にそう声をかける。
「あ、うん大丈…」
「結愛!?」
女子の言葉を遮る様に響き渡る声。
振り返ると菅原さんが驚いた顔をして女子に駆け寄ってきた。