好きです!白布先輩!
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五色視点
「白布先輩と恋の勉強会がしたい」
不意にそうポツリと呟いた月島にこいついよいよヤバくなったのかと心配になる。
「なのに何で私は今おかっぱに勉強を教えているんだろ」
「悪かったなごめん!」
「謝る前にさっさと問題解きなさいよ、ほらまたここ間違ってる」
そう言って間違ってるとこをシャーペンで指す。
夏休みも中盤、インターハイも終わった俺を待っていたのは大量の夏休みの課題。
先輩達にさっさと終わらせておけと言われて少しはやっていたけれど、元々めちゃくちゃレベルの高い白鳥沢の夏休みの課題は俺には難しくて中々捗らなかった。
たまったままの課題の山。
先輩達には頼れない。
こんな事頼ったら天童さんには爆笑されるだろうし、白布さんには何を言われるか。
藁にもすがる思いで月島に相談したら教えてくれる事になった。
最初は学校の図書室で教えてもらっていたけど、図書室もしばらく閉まるとかでどうしようかと言ってたら月島が家に来たらいいじゃんと言ってくれたから、最近は月島の家で勉強を教えてもらっている。
いくらなんでも女子の家にいくのは…、とか思ったけど部活後や部活が休みの日に月島に勉強を教えてもらっているのが白布さんにバレて、その時俺が教えてもらっている立場なのにわざわざ暑い中月島に学校まで来てもらうのも申し訳ないだろ、と言われて納得した俺はそれから月島の家にお邪魔している。
「そういや俺月島の家に来るの今日で3回目だけど双子の兄貴に会った事ないな」
「まあ蛍も部活だし最近は自主練もしてるみたいだから帰るの遅いんだよね」
「ふーん」
月島の双子の兄貴は烏野のバレー部のレギュラーだ。
最近また強くなってきている烏野のレギュラーとか、会ってみたかったんだけどな。
「ほら、またここ間違ってる」
「え?どれ」
「ここ」
そう言って指をさす月島。
「…月島の指って長いし綺麗だよな」
「は?」
「あ…!いや…」
思わず口から出た言葉に焦ってしまう。
本当に不意にそう思ってしまった。
普段気にもしていなかったけど、よく見たら月島って綺麗なんだなと気づく。
顔も綺麗な部類に入るんだと思う。
背が高いのも月島のいいところだと俺は思ってる。
真っ直ぐに伸ばした背筋はかっこいい。
一度だけ、学校でピアノを弾く月島を偶然見た事があるけど、凛としててめちゃくちゃ綺麗だしかっこよかった。
「まぁピアノ弾くのに指が長い方がいいけど、
…改めてそう言われると何か嬉しい、
ありがと!」
そう言って笑う月島に心臓がドクンと大きく音を立てた。
…何だ?何かドキドキする。
「で、ここはXを代入して…」
月島が説明してくれるけど、自分の心臓の音がうるさくて勉強に身が入らない。
「ちょっと五色、聞いてる?」
そんな俺に気づいて身を乗り出してそう聞いてくる月島。
きょ、距離が近い…!
いつもは学校で制服だったけど、今は私服だからいつもより胸元開いてるし。
…何か、いつもより月島が可愛く見える。
普段白布さんへの行き過ぎた愛情表現と発言に呆れて気づかなかったけど、
月島だって女子、なんだよな。
…ヤバい、何か月島の事見れない。
変に意識してしまう。
あれ、俺もしかして月島の事……
「あっ!!」
急に月島がスマホを持って大きな声を上げる。
その声に我に返って月島を見ると、月島は震える手でスマホを握っていた。
「五色!
白布先輩からラインがきた!」
白布さんから…。
嬉しそうにスマホを見る月島。
「五色に勉強教えるの大変だろう、悪いな、
だって!
白布先輩からのライン…、最初の挨拶以来はじめてだ!どうしよう、嬉しい…!」
そう言って本当に嬉しそうな顔を見せる月島。
…白布さんはたったひと言で月島にこんな顔をさせるんだな。
何か、モヤモヤする。
「あーヤバい、私このラインだけでご飯いけるわ」
「そんなに!?」
「ああ、もう白布先輩に毎日触れられるスマホになりたい…」
…うん、冷静になったわ。
やっぱり月島は月島だ。
綺麗だしかっこいいけど、白布さんが関わるとめちゃくちゃ変になる、
それが俺の知る月島だ。
俺の友達の月島。
「まあ白布さんからラインきたのは俺のお陰だからな!感謝しろよ!」
「うん、ありがと五色!」
正直、調子にのるなとか言われるかと思ったのに、
本当に嬉しそうにそう言って笑う月島に、
俺の心臓はまた大きな音を立てた。
「白布先輩と恋の勉強会がしたい」
不意にそうポツリと呟いた月島にこいついよいよヤバくなったのかと心配になる。
「なのに何で私は今おかっぱに勉強を教えているんだろ」
「悪かったなごめん!」
「謝る前にさっさと問題解きなさいよ、ほらまたここ間違ってる」
そう言って間違ってるとこをシャーペンで指す。
夏休みも中盤、インターハイも終わった俺を待っていたのは大量の夏休みの課題。
先輩達にさっさと終わらせておけと言われて少しはやっていたけれど、元々めちゃくちゃレベルの高い白鳥沢の夏休みの課題は俺には難しくて中々捗らなかった。
たまったままの課題の山。
先輩達には頼れない。
こんな事頼ったら天童さんには爆笑されるだろうし、白布さんには何を言われるか。
藁にもすがる思いで月島に相談したら教えてくれる事になった。
最初は学校の図書室で教えてもらっていたけど、図書室もしばらく閉まるとかでどうしようかと言ってたら月島が家に来たらいいじゃんと言ってくれたから、最近は月島の家で勉強を教えてもらっている。
いくらなんでも女子の家にいくのは…、とか思ったけど部活後や部活が休みの日に月島に勉強を教えてもらっているのが白布さんにバレて、その時俺が教えてもらっている立場なのにわざわざ暑い中月島に学校まで来てもらうのも申し訳ないだろ、と言われて納得した俺はそれから月島の家にお邪魔している。
「そういや俺月島の家に来るの今日で3回目だけど双子の兄貴に会った事ないな」
「まあ蛍も部活だし最近は自主練もしてるみたいだから帰るの遅いんだよね」
「ふーん」
月島の双子の兄貴は烏野のバレー部のレギュラーだ。
最近また強くなってきている烏野のレギュラーとか、会ってみたかったんだけどな。
「ほら、またここ間違ってる」
「え?どれ」
「ここ」
そう言って指をさす月島。
「…月島の指って長いし綺麗だよな」
「は?」
「あ…!いや…」
思わず口から出た言葉に焦ってしまう。
本当に不意にそう思ってしまった。
普段気にもしていなかったけど、よく見たら月島って綺麗なんだなと気づく。
顔も綺麗な部類に入るんだと思う。
背が高いのも月島のいいところだと俺は思ってる。
真っ直ぐに伸ばした背筋はかっこいい。
一度だけ、学校でピアノを弾く月島を偶然見た事があるけど、凛としててめちゃくちゃ綺麗だしかっこよかった。
「まぁピアノ弾くのに指が長い方がいいけど、
…改めてそう言われると何か嬉しい、
ありがと!」
そう言って笑う月島に心臓がドクンと大きく音を立てた。
…何だ?何かドキドキする。
「で、ここはXを代入して…」
月島が説明してくれるけど、自分の心臓の音がうるさくて勉強に身が入らない。
「ちょっと五色、聞いてる?」
そんな俺に気づいて身を乗り出してそう聞いてくる月島。
きょ、距離が近い…!
いつもは学校で制服だったけど、今は私服だからいつもより胸元開いてるし。
…何か、いつもより月島が可愛く見える。
普段白布さんへの行き過ぎた愛情表現と発言に呆れて気づかなかったけど、
月島だって女子、なんだよな。
…ヤバい、何か月島の事見れない。
変に意識してしまう。
あれ、俺もしかして月島の事……
「あっ!!」
急に月島がスマホを持って大きな声を上げる。
その声に我に返って月島を見ると、月島は震える手でスマホを握っていた。
「五色!
白布先輩からラインがきた!」
白布さんから…。
嬉しそうにスマホを見る月島。
「五色に勉強教えるの大変だろう、悪いな、
だって!
白布先輩からのライン…、最初の挨拶以来はじめてだ!どうしよう、嬉しい…!」
そう言って本当に嬉しそうな顔を見せる月島。
…白布さんはたったひと言で月島にこんな顔をさせるんだな。
何か、モヤモヤする。
「あーヤバい、私このラインだけでご飯いけるわ」
「そんなに!?」
「ああ、もう白布先輩に毎日触れられるスマホになりたい…」
…うん、冷静になったわ。
やっぱり月島は月島だ。
綺麗だしかっこいいけど、白布さんが関わるとめちゃくちゃ変になる、
それが俺の知る月島だ。
俺の友達の月島。
「まあ白布さんからラインきたのは俺のお陰だからな!感謝しろよ!」
「うん、ありがと五色!」
正直、調子にのるなとか言われるかと思ったのに、
本当に嬉しそうにそう言って笑う月島に、
俺の心臓はまた大きな音を立てた。