好きです!白布先輩!
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五色視点
「はぁ、今日も白布先輩がかっこよすぎて尊いしんどいツラい」
そう言って隠し撮りした白布さんの写真を待ち受けにしてるスマホを見つめる月島。
ちなみにその写真は俺が月島に脅されて白布さんにバレない様に部活中必死に撮った写真だ。
「そんなに好きならもういっそのこと告白すればいいじゃん」
「はっ?馬鹿なの?五色馬鹿なの?
あ、馬鹿だったわね」
「馬鹿馬鹿言うな!俺は馬鹿じゃない!」
「この間の数学の小テスト何点だったっけ?
訂正手伝ってあげたのは誰だっけ?」
「すみません馬鹿です」
土下座する勢いで謝る俺に月島は冷たい目をしながらも納得した様で再び白布さんの写真を見つめている。
高校に入って知り合った月島。
第一印象は何か分からんけどかっこいい、だった。
真っ直ぐに伸ばした背筋は実際の身長より月島を高く見せていた。
6歳上の兄と自分と双子の兄がバレーをしているという事もあって話が合うし、男兄弟に囲まれて育ったからかサバサバしている月島とは自然と仲良くなった。
気が強くてプライドが高くて、毒舌で生意気。
だけど、めちゃくちゃ努力家で責任感が強い。
とにかく、何かめちゃくちゃかっこいい奴。
そんな月島を180度変える事が出来るのが白布さんだ。
白布さんの前では見た事ない位に顔を赤くして狼狽えているし、
ちょっと見かけただけで見た事ない位に嬉しそうな顔をする。
白布さんの前でだけ月島は恋する女子、みたいな感じになる。
本人は無自覚でもあれだけ態度に出てたら周りには白布さんへの好意はバレバレだ。
多分、白布さん自身も気づいてる。
だけど、気づかない振りをしているのは、
白布さんは月島に異性としての感情がない、って事なのか。
「後1年早く生まれてたら白布先輩と同じ教室で同じ空気を吸えたのになぁ…」
また馬鹿な事言ってる月島を見ると、
その顔はやっぱり幸せそうで。
本当に白布さんの事が好きなんだと分かる。
「まぁ頑張れよ!
友達として応援してるからさ!」
これは本心だ。
どれだけ毒舌吐かれようがやっぱり月島は俺にとって大事な友達だ。
白布さんにもしも振られたりして傷つく月島は見たくない。
「…私やっぱり1年早く生まれなくて良かったわ」
「何でだよ?1年早く生まれてたら白布さんと同級生になれるじゃん」
「だってそしたら私、五色とは友達になってないじゃん」
そう言って笑う月島を不覚にも可愛いと思ってしまった。
…俺も大概どうかしてるみたいだ。
やっぱり恋というものは人を変えるのだと知った高校1年の梅雨。
「はぁ、今日も白布先輩がかっこよすぎて尊いしんどいツラい」
そう言って隠し撮りした白布さんの写真を待ち受けにしてるスマホを見つめる月島。
ちなみにその写真は俺が月島に脅されて白布さんにバレない様に部活中必死に撮った写真だ。
「そんなに好きならもういっそのこと告白すればいいじゃん」
「はっ?馬鹿なの?五色馬鹿なの?
あ、馬鹿だったわね」
「馬鹿馬鹿言うな!俺は馬鹿じゃない!」
「この間の数学の小テスト何点だったっけ?
訂正手伝ってあげたのは誰だっけ?」
「すみません馬鹿です」
土下座する勢いで謝る俺に月島は冷たい目をしながらも納得した様で再び白布さんの写真を見つめている。
高校に入って知り合った月島。
第一印象は何か分からんけどかっこいい、だった。
真っ直ぐに伸ばした背筋は実際の身長より月島を高く見せていた。
6歳上の兄と自分と双子の兄がバレーをしているという事もあって話が合うし、男兄弟に囲まれて育ったからかサバサバしている月島とは自然と仲良くなった。
気が強くてプライドが高くて、毒舌で生意気。
だけど、めちゃくちゃ努力家で責任感が強い。
とにかく、何かめちゃくちゃかっこいい奴。
そんな月島を180度変える事が出来るのが白布さんだ。
白布さんの前では見た事ない位に顔を赤くして狼狽えているし、
ちょっと見かけただけで見た事ない位に嬉しそうな顔をする。
白布さんの前でだけ月島は恋する女子、みたいな感じになる。
本人は無自覚でもあれだけ態度に出てたら周りには白布さんへの好意はバレバレだ。
多分、白布さん自身も気づいてる。
だけど、気づかない振りをしているのは、
白布さんは月島に異性としての感情がない、って事なのか。
「後1年早く生まれてたら白布先輩と同じ教室で同じ空気を吸えたのになぁ…」
また馬鹿な事言ってる月島を見ると、
その顔はやっぱり幸せそうで。
本当に白布さんの事が好きなんだと分かる。
「まぁ頑張れよ!
友達として応援してるからさ!」
これは本心だ。
どれだけ毒舌吐かれようがやっぱり月島は俺にとって大事な友達だ。
白布さんにもしも振られたりして傷つく月島は見たくない。
「…私やっぱり1年早く生まれなくて良かったわ」
「何でだよ?1年早く生まれてたら白布さんと同級生になれるじゃん」
「だってそしたら私、五色とは友達になってないじゃん」
そう言って笑う月島を不覚にも可愛いと思ってしまった。
…俺も大概どうかしてるみたいだ。
やっぱり恋というものは人を変えるのだと知った高校1年の梅雨。