烏野高校
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月島視点
「ツッキー部活いこー!」
授業が終わり朝とはうって変わって騒がしい教室で山口がそう叫ぶ。
「そんな急がなくても体育館は逃げないよ」
そう言いながら鞄に荷物をつめて席を立つ。
「頑張ってねー」
隣で同じ様に鞄に荷物をつめながらそう言う牛島に山口がまた叫びながら
頑張るよー!
とか返してる。
「あ、そういえば牛島さんって部活入ってなかったよね?」
不意に牛島にそう聞く山口に牛島が少し驚いた顔をする。
「え?どうして?」
「いや、何か日向が部活やってない1年を教えてって清水先輩に頼まれたって言ってて。
俺にも誰かいたら教えてって言われてたの思い出してさ」
そういや何か前に言ってたな…、
清水先輩がそんな事を聞くって事は自分の卒業後のマネージャーでも育てようって感じなんだろうな。
「私、高校では部活入る気ないから」
笑ってそう答える牛島に山口は少し残念そうにする。
…僕も少し、
いやかなり残念だ。
今まで考えた事もなかったけど、
牛島がバレー部のマネージャーをしてくれたら、今より牛島と一緒にいる時間が増えるって事だ。
それって、僕的にはかなり嬉しい。
「…あのさ、牛…」
「柚奈ー!遅いよー!」
僕の言葉を遮る様に教室のドアから牛島を呼ぶ声が響く。
「ごめーん由香!今いくー!
じゃ、私いくね。
ふたりとも部活頑張ってね!」
そう言って牛島は軽い足取りで教室を出ていった。
「…残念だったね、ツッキー」
「…は?」
「清水先輩がそんな事日向に頼むとか、自分が引退した後のマネージャーを探してるって事じゃん。
だったら牛島さんがマネージャーになったらツッキーも嬉しいだろうなって!」
「山口、お前…」
気づいてるのかよ、僕の牛島に対する気持ち。
「何年のつきあいだと思ってんのさ、ツッキーの気持ちは分かるよ!」
そう言って笑う山口に何も言えなくなる。
「俺は応援してるから!
だから頑張ってねツッキー!」
「応援って…」
「さ、部活いこー!」
走り出し教室を出ていく山口を追う様に僕も鞄を掴み教室を出る。
部室に向かう途中、ふと窓から外を見ると牛島が見えた。
さっきの友達と楽しそうに話ながら歩いている。
「ん…?」
体育館の前を通り過ぎる牛島の顔が少し、
辛そうに見えた、気がした。
だけどそれはほんの一瞬で、
すぐにいつもの笑顔の牛島が見えた。
「気のせいか…」
ひとり言を呟いて僕は部室へ向かった。
「ツッキー部活いこー!」
授業が終わり朝とはうって変わって騒がしい教室で山口がそう叫ぶ。
「そんな急がなくても体育館は逃げないよ」
そう言いながら鞄に荷物をつめて席を立つ。
「頑張ってねー」
隣で同じ様に鞄に荷物をつめながらそう言う牛島に山口がまた叫びながら
頑張るよー!
とか返してる。
「あ、そういえば牛島さんって部活入ってなかったよね?」
不意に牛島にそう聞く山口に牛島が少し驚いた顔をする。
「え?どうして?」
「いや、何か日向が部活やってない1年を教えてって清水先輩に頼まれたって言ってて。
俺にも誰かいたら教えてって言われてたの思い出してさ」
そういや何か前に言ってたな…、
清水先輩がそんな事を聞くって事は自分の卒業後のマネージャーでも育てようって感じなんだろうな。
「私、高校では部活入る気ないから」
笑ってそう答える牛島に山口は少し残念そうにする。
…僕も少し、
いやかなり残念だ。
今まで考えた事もなかったけど、
牛島がバレー部のマネージャーをしてくれたら、今より牛島と一緒にいる時間が増えるって事だ。
それって、僕的にはかなり嬉しい。
「…あのさ、牛…」
「柚奈ー!遅いよー!」
僕の言葉を遮る様に教室のドアから牛島を呼ぶ声が響く。
「ごめーん由香!今いくー!
じゃ、私いくね。
ふたりとも部活頑張ってね!」
そう言って牛島は軽い足取りで教室を出ていった。
「…残念だったね、ツッキー」
「…は?」
「清水先輩がそんな事日向に頼むとか、自分が引退した後のマネージャーを探してるって事じゃん。
だったら牛島さんがマネージャーになったらツッキーも嬉しいだろうなって!」
「山口、お前…」
気づいてるのかよ、僕の牛島に対する気持ち。
「何年のつきあいだと思ってんのさ、ツッキーの気持ちは分かるよ!」
そう言って笑う山口に何も言えなくなる。
「俺は応援してるから!
だから頑張ってねツッキー!」
「応援って…」
「さ、部活いこー!」
走り出し教室を出ていく山口を追う様に僕も鞄を掴み教室を出る。
部室に向かう途中、ふと窓から外を見ると牛島が見えた。
さっきの友達と楽しそうに話ながら歩いている。
「ん…?」
体育館の前を通り過ぎる牛島の顔が少し、
辛そうに見えた、気がした。
だけどそれはほんの一瞬で、
すぐにいつもの笑顔の牛島が見えた。
「気のせいか…」
ひとり言を呟いて僕は部室へ向かった。