本当の気持ち
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月島視点
朝、柚奈を見つけてすぐにそのまま屋上へと連れ出した。
柚奈の表情は緊張からか、
それとも僕への罪悪感からか少し強張っているのが分かった。
「つきあえないって、何?」
僕の言葉に何も言えずにいる柚奈に僕は一方的に話を続ける。
…嫌なんだ。
このまま柚奈との事が全部終わってしまうのは。
僕に罪悪感なんてそんなモノ持たなくていい。
そもそも昨日の事は国見が僕に柚奈が自分のだと誇示したいためだけにした事だろうし。
だけど柚奈はそう思えないだろう。
優しいから。
僕と違って柚奈はいつも
誰に対しても優しいから。
だけど今は柚奈のそんな優しさもむかつく。
…いいじゃん、たまには自分の事だけ考えたら。
柚奈の気持ちとか考えずに自分の独占欲だけで行動してる僕みたいに。
「ねぇ、どうなの?
柚奈は本当に僕とつきあえないの?
僕の事嫌…」
「好き…!」
「…………はっ?」
僕の言葉を遮って僕の耳に聞こえてきた、想像もしてなかった柚奈の言葉に、
今度は僕が言葉を失う。
……え?
柚奈、今、何て…?
柚奈を見ると顔を真っ赤にして下を向いている。
「…今更だけど、
私、蛍の事…」
「ちょっと待って」
「え…?」
僕の言葉に柚奈は驚いた様に僕を見る。
「…ちゃんと、聞きたい。
だから、僕を見て
言って」
僕の言葉に更に顔を赤くする柚奈。
こんな状況なのに、
そんな柚奈を見て可愛いって思う僕も大概だ。
意を決した様に顔を上げて僕を真っ直ぐに見る柚奈。
「…今更なのは分かってるけど
私、
蛍の事、好き…、なの…!」
真っ赤な顔で、
だけどちゃんと僕を見てそう言ってくれた、
「!!?
け、蛍!?」
気づくと僕は柚奈を抱きしめていた。
僕の腕の中で柚奈が慌てたように僕の名前を呼ぶけどそんなの気にならない。
…好きな子と同じ気持ちな事、
好きな子に
好き、って言ってもらえる事が、
こんなにも嬉しい事だなんて
今まで知らなかった。
「好きだよ、柚奈。
誰よりも何よりも、
柚奈が1番
好きだよ」
僕の言葉に柚奈は戸惑いがちに、
だけど強く、
僕を抱きしめてくれた。
それが嬉しくて
僕は更に強く、
柚奈を抱きしめた。
もう離さない、
ずっとずっと、
柚奈だけが
好きだと
そう強く思いながら。
朝、柚奈を見つけてすぐにそのまま屋上へと連れ出した。
柚奈の表情は緊張からか、
それとも僕への罪悪感からか少し強張っているのが分かった。
「つきあえないって、何?」
僕の言葉に何も言えずにいる柚奈に僕は一方的に話を続ける。
…嫌なんだ。
このまま柚奈との事が全部終わってしまうのは。
僕に罪悪感なんてそんなモノ持たなくていい。
そもそも昨日の事は国見が僕に柚奈が自分のだと誇示したいためだけにした事だろうし。
だけど柚奈はそう思えないだろう。
優しいから。
僕と違って柚奈はいつも
誰に対しても優しいから。
だけど今は柚奈のそんな優しさもむかつく。
…いいじゃん、たまには自分の事だけ考えたら。
柚奈の気持ちとか考えずに自分の独占欲だけで行動してる僕みたいに。
「ねぇ、どうなの?
柚奈は本当に僕とつきあえないの?
僕の事嫌…」
「好き…!」
「…………はっ?」
僕の言葉を遮って僕の耳に聞こえてきた、想像もしてなかった柚奈の言葉に、
今度は僕が言葉を失う。
……え?
柚奈、今、何て…?
柚奈を見ると顔を真っ赤にして下を向いている。
「…今更だけど、
私、蛍の事…」
「ちょっと待って」
「え…?」
僕の言葉に柚奈は驚いた様に僕を見る。
「…ちゃんと、聞きたい。
だから、僕を見て
言って」
僕の言葉に更に顔を赤くする柚奈。
こんな状況なのに、
そんな柚奈を見て可愛いって思う僕も大概だ。
意を決した様に顔を上げて僕を真っ直ぐに見る柚奈。
「…今更なのは分かってるけど
私、
蛍の事、好き…、なの…!」
真っ赤な顔で、
だけどちゃんと僕を見てそう言ってくれた、
「!!?
け、蛍!?」
気づくと僕は柚奈を抱きしめていた。
僕の腕の中で柚奈が慌てたように僕の名前を呼ぶけどそんなの気にならない。
…好きな子と同じ気持ちな事、
好きな子に
好き、って言ってもらえる事が、
こんなにも嬉しい事だなんて
今まで知らなかった。
「好きだよ、柚奈。
誰よりも何よりも、
柚奈が1番
好きだよ」
僕の言葉に柚奈は戸惑いがちに、
だけど強く、
僕を抱きしめてくれた。
それが嬉しくて
僕は更に強く、
柚奈を抱きしめた。
もう離さない、
ずっとずっと、
柚奈だけが
好きだと
そう強く思いながら。
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