本当の気持ち
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校門を潜り下駄箱まで歩く。
少し、胸がドキドキしているのが分かる。
…蛍、もう来てるかな?
まだ早いし来てないかな?
そんな事を思いながら靴を履き替えていると後ろから肩を掴まれた。
由香かな?なんて思いながら振り向く。
!!?
「け、蛍…!?」
そこには蛍がいて。
驚きから思わず変な声が出してしまった。
ちゃんと伝えようって決めてたのに。
いざ蛍を前にすると動揺してしまう。
それに、蛍の表情は怒っているような、
怒りが隠せていないのが分かる。
「ちょっと来て」
「え…?」
私の返事を待たずに蛍は私の腕を引きそのまま歩き出す。
「け、蛍?
どこに…」
「いいから」
私の言葉を遮ってそう言う蛍に私はそれ以上何も言わずに着いていく。
階段を上ってたどり着いたのは屋上のドアの前。
慣れた様に鍵を開ける蛍に驚きながらそのまま蛍に続いて屋上のドアを潜り抜ける。
「…昨日の、どういう事?」
私の方に振り向き、真っ直ぐに私を見てそう言う蛍の表情はさっきとは違って少し、辛そうに見えた。
そんな蛍の表情に胸が痛くなって何も言えずにいる私に蛍は言葉を続ける。
「つきあえないって、何?」
「そ、それは…!」
…違う、本当は、
本当は私は…!
「柚奈が僕の事を恋愛対象として見れないとかそもそも好きでも何でもないとかなら諦めもつく。
だけど、昨日の国見との事が理由でつきあえないってだけなら僕は諦めない。
ってか、むかつく」
「え…?」
思いがけない蛍の言葉に私は何も言えなくなってただ蛍を見る。
「そりゃ昨日の国見との事はショックだったよ。
だけどあんなとこ見ただけで僕の柚奈に対する気持ちは全く変わらない。
なのに柚奈はその事に対して変に罪悪感とか訳分かんないモノで僕とつきあえないって言ったんじゃないの?」
!!
…驚きで声が出ない。
何で、
何で蛍は、
私の事全部、分かっちゃうんだろう…。
「…やっぱりね。
その顔見ると確信出来た。
あのさ、僕がむかついてんのは
柚奈が僕の事を信じてくれてないみたいでそれが悔しくてむかつく」
そう言った蛍の表情は、
少し、悲しそうで。
私の胸はまたぎゅっと痛くなった。
少し、胸がドキドキしているのが分かる。
…蛍、もう来てるかな?
まだ早いし来てないかな?
そんな事を思いながら靴を履き替えていると後ろから肩を掴まれた。
由香かな?なんて思いながら振り向く。
!!?
「け、蛍…!?」
そこには蛍がいて。
驚きから思わず変な声が出してしまった。
ちゃんと伝えようって決めてたのに。
いざ蛍を前にすると動揺してしまう。
それに、蛍の表情は怒っているような、
怒りが隠せていないのが分かる。
「ちょっと来て」
「え…?」
私の返事を待たずに蛍は私の腕を引きそのまま歩き出す。
「け、蛍?
どこに…」
「いいから」
私の言葉を遮ってそう言う蛍に私はそれ以上何も言わずに着いていく。
階段を上ってたどり着いたのは屋上のドアの前。
慣れた様に鍵を開ける蛍に驚きながらそのまま蛍に続いて屋上のドアを潜り抜ける。
「…昨日の、どういう事?」
私の方に振り向き、真っ直ぐに私を見てそう言う蛍の表情はさっきとは違って少し、辛そうに見えた。
そんな蛍の表情に胸が痛くなって何も言えずにいる私に蛍は言葉を続ける。
「つきあえないって、何?」
「そ、それは…!」
…違う、本当は、
本当は私は…!
「柚奈が僕の事を恋愛対象として見れないとかそもそも好きでも何でもないとかなら諦めもつく。
だけど、昨日の国見との事が理由でつきあえないってだけなら僕は諦めない。
ってか、むかつく」
「え…?」
思いがけない蛍の言葉に私は何も言えなくなってただ蛍を見る。
「そりゃ昨日の国見との事はショックだったよ。
だけどあんなとこ見ただけで僕の柚奈に対する気持ちは全く変わらない。
なのに柚奈はその事に対して変に罪悪感とか訳分かんないモノで僕とつきあえないって言ったんじゃないの?」
!!
…驚きで声が出ない。
何で、
何で蛍は、
私の事全部、分かっちゃうんだろう…。
「…やっぱりね。
その顔見ると確信出来た。
あのさ、僕がむかついてんのは
柚奈が僕の事を信じてくれてないみたいでそれが悔しくてむかつく」
そう言った蛍の表情は、
少し、悲しそうで。
私の胸はまたぎゅっと痛くなった。