大好きだった人
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
国見視点
柚奈にキスをした。
はじめてじゃない、つきあってた頃は何度も
柚奈にキスをした。
お互いはじめてだったキスはぎこちなかった。
何度キスしても、柚奈はいつも緊張していたし顔を赤くしていて。
キスをした後、真っ赤な顔で照れた様に眉と目を下げて笑う柚奈が可愛くて可愛くて仕方なかった。
「やめて!!」
だけど今、柚奈は泣きながら俺を拒絶する。
涙でぐしゃぐしゃになった柚奈を見て罪悪感が俺を襲う。
だけど、止められなかった。
月島に柚奈は俺のだ、
そう言いたいだけ、
そう誇示したいだけ、
それだけのために、今俺は柚奈にキスをした。
その結果がこれだ。
泣きじゃくる柚奈の顔をタオルで拭いながら慰める月島、
柚奈はタオルで顔を覆って表情は見えない。
だけど、これだけは分かる。
今、柚奈は俺に対して嫌悪感さえも持っているだろうって事位は、
嫌でも、分かるよ。
「いこう、柚奈」
まだ泣いている柚奈を庇うように柚奈の肩を抱いて立ち去ろうとする月島。
泣きながらも頷いて月島と一緒にいこうとする柚奈。
…待って、
いかないで。
好きなんだ。
ただ、柚奈が好きなだけなんだ。
「柚奈!」
俺の叫ぶような声に立ち止まる柚奈。
だけど、振り返らずにただ、
冷たく言った、
「…ごめん、英。
もう、本当に終わりにしよう」
そう、はっきりと。
目の前が真っ暗になった気がした。
動きたいのに動けない。
今すぐ月島から柚奈を奪いたいのに、
それをしたら、今度こそ本当に、
柚奈と二度と会えない気がして。
もう二度と、
柚奈の笑顔を見れなくなる気がして。
ただ、ふたりが見えなくなるまでそこに突っ立ってるしか出来なかった。
柚奈にキスをした。
はじめてじゃない、つきあってた頃は何度も
柚奈にキスをした。
お互いはじめてだったキスはぎこちなかった。
何度キスしても、柚奈はいつも緊張していたし顔を赤くしていて。
キスをした後、真っ赤な顔で照れた様に眉と目を下げて笑う柚奈が可愛くて可愛くて仕方なかった。
「やめて!!」
だけど今、柚奈は泣きながら俺を拒絶する。
涙でぐしゃぐしゃになった柚奈を見て罪悪感が俺を襲う。
だけど、止められなかった。
月島に柚奈は俺のだ、
そう言いたいだけ、
そう誇示したいだけ、
それだけのために、今俺は柚奈にキスをした。
その結果がこれだ。
泣きじゃくる柚奈の顔をタオルで拭いながら慰める月島、
柚奈はタオルで顔を覆って表情は見えない。
だけど、これだけは分かる。
今、柚奈は俺に対して嫌悪感さえも持っているだろうって事位は、
嫌でも、分かるよ。
「いこう、柚奈」
まだ泣いている柚奈を庇うように柚奈の肩を抱いて立ち去ろうとする月島。
泣きながらも頷いて月島と一緒にいこうとする柚奈。
…待って、
いかないで。
好きなんだ。
ただ、柚奈が好きなだけなんだ。
「柚奈!」
俺の叫ぶような声に立ち止まる柚奈。
だけど、振り返らずにただ、
冷たく言った、
「…ごめん、英。
もう、本当に終わりにしよう」
そう、はっきりと。
目の前が真っ暗になった気がした。
動きたいのに動けない。
今すぐ月島から柚奈を奪いたいのに、
それをしたら、今度こそ本当に、
柚奈と二度と会えない気がして。
もう二度と、
柚奈の笑顔を見れなくなる気がして。
ただ、ふたりが見えなくなるまでそこに突っ立ってるしか出来なかった。