大好きだった人
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「今日は牛島さんも見学に来てくれてるから、よろしくね」
「牛島柚奈です、よろしくお願いします」
「シアース!!」
放課後、蛍が先輩達に話してくれていたためバレー部へ見学に来た。
マネージャーの清水先輩が部員に紹介してくれて挨拶すると返ってくる運動部独特の挨拶に懐かしい気持ちになる。
「えっと、柚奈ちゃんって呼んでもいいかな?」
「は、はい!」
「そんな緊張しなくていいよ」
綺麗な清水先輩に緊張してどもってしまった私に、優しく笑ってそう言ってくれる。
「じゃあ柚奈ちゃんは仁花ちゃんと一緒にこっちで見学しててね」
「はい!」
そう言って清水先輩は3年の主将の元へ向かっていく。
「よろしくね、谷地さん!」
「は、はい!よろしくお願いします!」
「私達同じ1年だよ?何で敬語?」
「あ、何かクセで…」
照れた様に頭をかく谷地さん。
「私達もし一緒にバレー部のマネージャーになったらこれからずっと一緒に頑張っていくんだし、敬語じゃ何だか寂しくない?」
「そ、そうですね!
じゃない、そうだね!
改めてよろしくね!」
そう言って笑って手を差し出す谷地さん。
「うん、よろしく!
ね、仁花ちゃんって呼んでもいい?」
「も、もちろん!
私も柚奈ちゃんって呼んでも…?」
「うん!もちろん!」
お互い笑いあって握手する。
何だか嬉しいな。
中学の時は同じ学年のマネージャーはいなかったから新鮮だ。
「お疲れー」
「腹減ったー」
練習が終わり片付けをしてみんなで体育館を出る。
「おつかれ、柚奈」
「蛍こそ!お疲れ様!」
いつの間にか隣にいた蛍が声をかけてきてくれる。
「どうだった、今日は?」
「楽しかったよ!早くマネージャーやりたいなって思っちゃった!
仁花ちゃんとも仲良くなれたし!」
「そっか、良かった」
「!おいおいおい」
ふたりでそんな話をしていると響いた菅原先輩の声。
みんなも菅原先輩に注目する。
「ウシワカが世界ユースに入ってら…」
「え…?」
菅原先輩の言葉にみんなも驚いて色々言っているけれど、私もびっくりだ。
お兄ちゃんが世界ユースに…?
「ウシワカって、柚奈ちゃんのお兄さんだよね?」
「う、うん」
「うええ!凄過ぎる…!」
…昨日の電話ではそんな事言ってなかったけど。
お母さんも何も言ってなかったし。
ほんと、大事な事言ってくれないんだからなぁ。
日向君は興奮して仁花ちゃんと話してると思ったらそのまま仁花ちゃんの腕を引いて走っていってしまったし。
「…日向君って凄い」
「凄いっていうか考えなしに突っ込んでいってるだけだよ。
猪突猛進を体現してるだけ」
「あはは!確かに!」
「僕達も帰ろ、送ってくよ」
「え、いいよ!疲れてるでしょ?」
「僕が送りたいだけだから」
真っ直ぐに私を見てそう言ってくる蛍に一気に顔が熱くなるのが分かった。
「う、うん。
じゃあ…」
「あ、良かったまだいた!
柚奈ー!」
「由香?」
突然叫ぶ様に名前を呼ばれて振り向くと由香と高野君の姿。
そういえば今日はふたりで図書室で勉強するって言ってたっけ。
「え、今までずっと勉強してたの?」
「由香が中々に理解力なくてな」
「ひどっ!可愛い彼女に向かって!」
「ま、それはいいんだよ。
牛島、これから時間ある?」
「今から?」
「何かねー、国見が柚奈に会いたいって祐二に連絡してきたんだー」
「え…」
由香の言葉に私と蛍の間に緊張が走った。
「牛島柚奈です、よろしくお願いします」
「シアース!!」
放課後、蛍が先輩達に話してくれていたためバレー部へ見学に来た。
マネージャーの清水先輩が部員に紹介してくれて挨拶すると返ってくる運動部独特の挨拶に懐かしい気持ちになる。
「えっと、柚奈ちゃんって呼んでもいいかな?」
「は、はい!」
「そんな緊張しなくていいよ」
綺麗な清水先輩に緊張してどもってしまった私に、優しく笑ってそう言ってくれる。
「じゃあ柚奈ちゃんは仁花ちゃんと一緒にこっちで見学しててね」
「はい!」
そう言って清水先輩は3年の主将の元へ向かっていく。
「よろしくね、谷地さん!」
「は、はい!よろしくお願いします!」
「私達同じ1年だよ?何で敬語?」
「あ、何かクセで…」
照れた様に頭をかく谷地さん。
「私達もし一緒にバレー部のマネージャーになったらこれからずっと一緒に頑張っていくんだし、敬語じゃ何だか寂しくない?」
「そ、そうですね!
じゃない、そうだね!
改めてよろしくね!」
そう言って笑って手を差し出す谷地さん。
「うん、よろしく!
ね、仁花ちゃんって呼んでもいい?」
「も、もちろん!
私も柚奈ちゃんって呼んでも…?」
「うん!もちろん!」
お互い笑いあって握手する。
何だか嬉しいな。
中学の時は同じ学年のマネージャーはいなかったから新鮮だ。
「お疲れー」
「腹減ったー」
練習が終わり片付けをしてみんなで体育館を出る。
「おつかれ、柚奈」
「蛍こそ!お疲れ様!」
いつの間にか隣にいた蛍が声をかけてきてくれる。
「どうだった、今日は?」
「楽しかったよ!早くマネージャーやりたいなって思っちゃった!
仁花ちゃんとも仲良くなれたし!」
「そっか、良かった」
「!おいおいおい」
ふたりでそんな話をしていると響いた菅原先輩の声。
みんなも菅原先輩に注目する。
「ウシワカが世界ユースに入ってら…」
「え…?」
菅原先輩の言葉にみんなも驚いて色々言っているけれど、私もびっくりだ。
お兄ちゃんが世界ユースに…?
「ウシワカって、柚奈ちゃんのお兄さんだよね?」
「う、うん」
「うええ!凄過ぎる…!」
…昨日の電話ではそんな事言ってなかったけど。
お母さんも何も言ってなかったし。
ほんと、大事な事言ってくれないんだからなぁ。
日向君は興奮して仁花ちゃんと話してると思ったらそのまま仁花ちゃんの腕を引いて走っていってしまったし。
「…日向君って凄い」
「凄いっていうか考えなしに突っ込んでいってるだけだよ。
猪突猛進を体現してるだけ」
「あはは!確かに!」
「僕達も帰ろ、送ってくよ」
「え、いいよ!疲れてるでしょ?」
「僕が送りたいだけだから」
真っ直ぐに私を見てそう言ってくる蛍に一気に顔が熱くなるのが分かった。
「う、うん。
じゃあ…」
「あ、良かったまだいた!
柚奈ー!」
「由香?」
突然叫ぶ様に名前を呼ばれて振り向くと由香と高野君の姿。
そういえば今日はふたりで図書室で勉強するって言ってたっけ。
「え、今までずっと勉強してたの?」
「由香が中々に理解力なくてな」
「ひどっ!可愛い彼女に向かって!」
「ま、それはいいんだよ。
牛島、これから時間ある?」
「今から?」
「何かねー、国見が柚奈に会いたいって祐二に連絡してきたんだー」
「え…」
由香の言葉に私と蛍の間に緊張が走った。