大好きだった人
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朝、教室に入ると窓際の席でいつもの様にヘッドホンをつけてる蛍が1番に目に入った。
その瞬間、緊張が走ったのが分かった。
昨日の今日だしどんな顔をして会えばいいのか分からなかった。
何より蛍を見たら、昨日蛍に告白された事、そして抱きしめられた事を思い出して一気に顔が赤くなっていく。
「お、おはよ!」
「おはよ、柚奈」
そんな私の気持ちを他所に蛍はいつもと変わらない様子でヘッドホンを外して挨拶をしてくれる。
…私が気にし過ぎなのかな?
でも、普通に接してくれて良かった。
ホッとして蛍の隣の席につき昨日お兄ちゃんから連絡があった事を話す。
「実はね、昨日お兄ちゃんから電話があったの」
「え?牛島さんから?」
「うん」
お兄ちゃんが私の事を気にかけてくれた事や、久しぶりに素直に話せた事、
今度帰ってきてくれる事を話すと蛍は良かったじゃん、と言ってくれた。
「蛍のおかげだよ。
昨日蛍が私の話を聞いてくれて私の本心も分かってくれたから、お兄ちゃんと素直に話せたの」
「僕はただ話を聞いただけだよ。
牛島さんと素直に話せたのは柚奈が牛島さんと向き合おうとしたからだよ」
そう言って優しく笑ってくれる蛍。
「ありがとう…!」
「うん」
蛍の言葉が、優しく笑ってくれるところが、
ひとつひとつが全部嬉しい。
「それでね、バレー部のマネージャーの事なんだけど…」
「え?マネージャー?」
「うん。
…今更だけどまたマネージャーやりたいなって思って。
まだ募集してるのかな?」
「マネージャーとか何人いてもいいだろうしむしろ経験者の柚奈なら歓迎されるだろうけど、急にどうしたの?」
「…やっぱり私バレー好きだし、またバレーに関われたらなって思ったのと…」
「うん」
「後、物凄く個人的な事になっちゃうけど
蛍の事もっと知りたいなって思って」
「!!」
「そんな驚かなくても…」
普段滅多に見る事のない蛍の驚いた顔に私まで驚いてしまう。
「…柚奈、それ反則」
「え?」
「あのさぁ、好きな相手に自分の事もっと知りたいからなんて言われたら驚くに決まってるでしょ」
「あ…!
いや、違っ…!」
「何?違うの?」
「いや!違うくなくて…!」
「日本語おかしくなってるよ?」
自分でも何言ってるのか分からなくなって、ただ顔が赤くなるのが分かった。
昨日も言った事なのに、改めて言ったら何だか凄く恥ずかしい。
そんな私を見て蛍は楽しそうに笑う。
「そんな笑わなくても…!」
「いや、嬉しいんだよ」
!!!
そう言って本当に嬉しそうに笑って私を見る蛍に胸がぎゅっと締めつけられる。
昨日お兄ちゃんと話してから考えた。
私はやっぱりバレーが好きだ。
少しでもバレーに関わっていきたい。
バレーを頑張っている選手を少しでも支えたい、役に立ちたい、
そう改めて思った。
そして蛍の事も、もっと知っていきたい。
考えてみたら私は蛍のバレーをしている姿を見たのは昨日が初めてだった。
もっと蛍がバレーをしている姿を見たい、
そう素直に思った。
「僕は柚奈がマネージャーになってくれたら嬉しいよ」
「ほ、本当に?」
「うん。とりあえず見学に来たら?
先輩達には話しとくから」
「うん、ありがとう!」
またバレーに関われるかもと考えると素直に嬉しい。
蛍ともいつもと変わらず話せて嬉しい。
…後は、
英の事、だ。
先伸ばしにしちゃいけない。
英の都合が合う時に早く会って話をしなきゃ。
そんな事を考えていた。
英もそう考えていたのか、
私達はこの後、すぐに会う事になる。
その瞬間、緊張が走ったのが分かった。
昨日の今日だしどんな顔をして会えばいいのか分からなかった。
何より蛍を見たら、昨日蛍に告白された事、そして抱きしめられた事を思い出して一気に顔が赤くなっていく。
「お、おはよ!」
「おはよ、柚奈」
そんな私の気持ちを他所に蛍はいつもと変わらない様子でヘッドホンを外して挨拶をしてくれる。
…私が気にし過ぎなのかな?
でも、普通に接してくれて良かった。
ホッとして蛍の隣の席につき昨日お兄ちゃんから連絡があった事を話す。
「実はね、昨日お兄ちゃんから電話があったの」
「え?牛島さんから?」
「うん」
お兄ちゃんが私の事を気にかけてくれた事や、久しぶりに素直に話せた事、
今度帰ってきてくれる事を話すと蛍は良かったじゃん、と言ってくれた。
「蛍のおかげだよ。
昨日蛍が私の話を聞いてくれて私の本心も分かってくれたから、お兄ちゃんと素直に話せたの」
「僕はただ話を聞いただけだよ。
牛島さんと素直に話せたのは柚奈が牛島さんと向き合おうとしたからだよ」
そう言って優しく笑ってくれる蛍。
「ありがとう…!」
「うん」
蛍の言葉が、優しく笑ってくれるところが、
ひとつひとつが全部嬉しい。
「それでね、バレー部のマネージャーの事なんだけど…」
「え?マネージャー?」
「うん。
…今更だけどまたマネージャーやりたいなって思って。
まだ募集してるのかな?」
「マネージャーとか何人いてもいいだろうしむしろ経験者の柚奈なら歓迎されるだろうけど、急にどうしたの?」
「…やっぱり私バレー好きだし、またバレーに関われたらなって思ったのと…」
「うん」
「後、物凄く個人的な事になっちゃうけど
蛍の事もっと知りたいなって思って」
「!!」
「そんな驚かなくても…」
普段滅多に見る事のない蛍の驚いた顔に私まで驚いてしまう。
「…柚奈、それ反則」
「え?」
「あのさぁ、好きな相手に自分の事もっと知りたいからなんて言われたら驚くに決まってるでしょ」
「あ…!
いや、違っ…!」
「何?違うの?」
「いや!違うくなくて…!」
「日本語おかしくなってるよ?」
自分でも何言ってるのか分からなくなって、ただ顔が赤くなるのが分かった。
昨日も言った事なのに、改めて言ったら何だか凄く恥ずかしい。
そんな私を見て蛍は楽しそうに笑う。
「そんな笑わなくても…!」
「いや、嬉しいんだよ」
!!!
そう言って本当に嬉しそうに笑って私を見る蛍に胸がぎゅっと締めつけられる。
昨日お兄ちゃんと話してから考えた。
私はやっぱりバレーが好きだ。
少しでもバレーに関わっていきたい。
バレーを頑張っている選手を少しでも支えたい、役に立ちたい、
そう改めて思った。
そして蛍の事も、もっと知っていきたい。
考えてみたら私は蛍のバレーをしている姿を見たのは昨日が初めてだった。
もっと蛍がバレーをしている姿を見たい、
そう素直に思った。
「僕は柚奈がマネージャーになってくれたら嬉しいよ」
「ほ、本当に?」
「うん。とりあえず見学に来たら?
先輩達には話しとくから」
「うん、ありがとう!」
またバレーに関われるかもと考えると素直に嬉しい。
蛍ともいつもと変わらず話せて嬉しい。
…後は、
英の事、だ。
先伸ばしにしちゃいけない。
英の都合が合う時に早く会って話をしなきゃ。
そんな事を考えていた。
英もそう考えていたのか、
私達はこの後、すぐに会う事になる。