バレーと君と
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気づけば私は蛍に自分の中に今まで押し込めて押し込めて、隠し続けてきた醜い感情も、バレーやお兄ちゃんに対する気持ちも全部吐き出していた。
蛍はただ、私の話を聞いてくれた。
いつの間にか泣いてしまった私に寄り添うように隣に座ってくれて涙を拭ってくれた。
「…ごめん、こんな個人的な感情一方的に。
しかも泣いちゃって…」
ひとしきり泣いて落ちついたら、急に恥ずかしくなって私は蛍に謝る。
「僕が聞かせてって言ったんだし、いいよ」
「…いや、それでもこんな子どもみたいに感情ぶちまけて泣いちゃうとか、本当に申し訳ないし…」
言いながらどんどん恥ずかしくなっちゃってまともに蛍の顔が見れなくなってしまう。
「僕は嬉しいけどね。
泣く程に感情ぶちまけてくれて」
「…蛍って大人だよね」
「…別に誰にでもじゃないよ。
どうでもいい奴に泣かれたりしても困るだけだし。
でも柚奈は…」
「柚奈…?」
蛍の言葉を遮る様に耳に響いた私の名前を呼ぶ声。
瞬間、ドクリと心臓が痛い位に大きく音をたてた。
…覚えてる、
忘れる訳がない、
私の名前をいつも凄く大切そうに呼んでくれてた人の声を、
「英…」
「やっぱり、柚奈…」
そこには中学3年間同じクラスで、ずっとバレー部で頑張ってきた仲間、そしてずっとつきあっていた彼氏、英が立っていた。
蛍はただ、私の話を聞いてくれた。
いつの間にか泣いてしまった私に寄り添うように隣に座ってくれて涙を拭ってくれた。
「…ごめん、こんな個人的な感情一方的に。
しかも泣いちゃって…」
ひとしきり泣いて落ちついたら、急に恥ずかしくなって私は蛍に謝る。
「僕が聞かせてって言ったんだし、いいよ」
「…いや、それでもこんな子どもみたいに感情ぶちまけて泣いちゃうとか、本当に申し訳ないし…」
言いながらどんどん恥ずかしくなっちゃってまともに蛍の顔が見れなくなってしまう。
「僕は嬉しいけどね。
泣く程に感情ぶちまけてくれて」
「…蛍って大人だよね」
「…別に誰にでもじゃないよ。
どうでもいい奴に泣かれたりしても困るだけだし。
でも柚奈は…」
「柚奈…?」
蛍の言葉を遮る様に耳に響いた私の名前を呼ぶ声。
瞬間、ドクリと心臓が痛い位に大きく音をたてた。
…覚えてる、
忘れる訳がない、
私の名前をいつも凄く大切そうに呼んでくれてた人の声を、
「英…」
「やっぱり、柚奈…」
そこには中学3年間同じクラスで、ずっとバレー部で頑張ってきた仲間、そしてずっとつきあっていた彼氏、英が立っていた。