バレー、好きですか?
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体育館へと続く渡り廊下を歩いていく。
近づくにつれ耳に響くボールが床に叩き付けられる音とシューズの音。
…久しぶりだな、この音。
ドアの前で中を少し覗いてみる。
考えてみたら私、谷地さんの顔も知らないんだよね。
体育館には烏野の人達だけじゃなく、見慣れないジャージを着ている人達がいた。
「何か用か?」
「うわっ!?」
どう声をかけたらいいのかドアの前で迷っていると後ろから声をかけられて、驚きから変な声が出てしまった。
振り向くとそこには烏野生にとってはいきつけのお店、坂ノ下商店の店員さんがいた。
…そう言えば前に山口君が前コーチの烏養コーチのお孫さんが今コーチしているとか言ってたっけ。
坂ノ下商店の人だとか言ってたな。
「あ、あの谷地さんに渡したい物があって…」
「谷地?
ああ、清水が連れてきたマネージャー候補の子か」
「は、はい。その子です」
ちょっと待ってなと言って体育館の中に入っていく。
呼んできてくれるのかな…?
「おーい!谷地!」
って、めちゃくちゃ大声で呼ぶんだ!?
「は、はいぃぃぃー!!」
谷地さんと思われる女の子が酷く驚いた様子で返事をしている。
そうだよね、いきなりあんな大声で自分の事呼ばれたらびっくりするよね。
何だか申し訳なくなる。
「あっちでお前の事呼んでる子がいるぞ。
友達じゃないのか?」
「え、わ、私ですか!?」
くるりと指された方を振り向く谷地さん。
目が合ったけど不思議そうな顔をしている。
そうだよね、私と谷地さん会った事もなければ話した事もないもんね。
「あ、あの…、私に用ですか?」
こっちまで小走りにかけよってくれた谷地さんは、やっぱり不思議そうな顔で私にそう聞いてくる。
「あ、ごめんね急に。
高野君にこれ…」
「柚奈?」
谷地さんに高野君から預かった電子辞書を渡そうとしたその時、
蛍が横から私の名前を呼んできた。
「あー!牛島さんだー!」
「あ?柚奈じゃねーか」
続けて私に気づいてそう声をかけてくる日向君と影山。
「え、牛島ってまさか…」
「白鳥沢の…?」
そしてあっという間にバレー部の人達に囲まれてしまった。
近づくにつれ耳に響くボールが床に叩き付けられる音とシューズの音。
…久しぶりだな、この音。
ドアの前で中を少し覗いてみる。
考えてみたら私、谷地さんの顔も知らないんだよね。
体育館には烏野の人達だけじゃなく、見慣れないジャージを着ている人達がいた。
「何か用か?」
「うわっ!?」
どう声をかけたらいいのかドアの前で迷っていると後ろから声をかけられて、驚きから変な声が出てしまった。
振り向くとそこには烏野生にとってはいきつけのお店、坂ノ下商店の店員さんがいた。
…そう言えば前に山口君が前コーチの烏養コーチのお孫さんが今コーチしているとか言ってたっけ。
坂ノ下商店の人だとか言ってたな。
「あ、あの谷地さんに渡したい物があって…」
「谷地?
ああ、清水が連れてきたマネージャー候補の子か」
「は、はい。その子です」
ちょっと待ってなと言って体育館の中に入っていく。
呼んできてくれるのかな…?
「おーい!谷地!」
って、めちゃくちゃ大声で呼ぶんだ!?
「は、はいぃぃぃー!!」
谷地さんと思われる女の子が酷く驚いた様子で返事をしている。
そうだよね、いきなりあんな大声で自分の事呼ばれたらびっくりするよね。
何だか申し訳なくなる。
「あっちでお前の事呼んでる子がいるぞ。
友達じゃないのか?」
「え、わ、私ですか!?」
くるりと指された方を振り向く谷地さん。
目が合ったけど不思議そうな顔をしている。
そうだよね、私と谷地さん会った事もなければ話した事もないもんね。
「あ、あの…、私に用ですか?」
こっちまで小走りにかけよってくれた谷地さんは、やっぱり不思議そうな顔で私にそう聞いてくる。
「あ、ごめんね急に。
高野君にこれ…」
「柚奈?」
谷地さんに高野君から預かった電子辞書を渡そうとしたその時、
蛍が横から私の名前を呼んできた。
「あー!牛島さんだー!」
「あ?柚奈じゃねーか」
続けて私に気づいてそう声をかけてくる日向君と影山。
「え、牛島ってまさか…」
「白鳥沢の…?」
そしてあっという間にバレー部の人達に囲まれてしまった。