初めての恋心.忘れられない恋心
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「ありがとね、送ってくれて」
「いや、僕の方こそ急に呼び出してごめん。お詫びに今度何か奢るから」
家の前で蛍に送ってくれたお礼を伝えると、本当に申し訳なさそうに謝るから
何だかこっちまで申し訳ない気持ちになる。
「別に全然いいんだけど…、
あ、じゃあさ奢りとかじゃなくていいから今度ケーキ一緒に食べにいこうよ」
「え…?」
「蛍、この間私が話してたショートケーキが絶品のカフェ、いきたいって言ってたでしょ?」
前に友達の由香と一緒に話題のカフェにいった時、そこのショートケーキがあまりに美味しくて感動して、蛍にもその感動を伝えたら
ショートケーキ好きとして一度いってみたいって言っていたのを思い出して、せっかくだし誘ってみた。
何だかこのまま申し訳なさそうにされるのも居たたまれないし。
「それ、僕にとっては嬉しいだけなんだけど」
「私が行きたいからいいの!
今度一緒に行こ!」
「うん、部活が午前で終わる時あるからその時いこう」
そう言って蛍は私の目の前に小指を差し出してきた。
「約束」
!!!
……ふと、思い出してしまった、
(「約束だよ、柚奈」)
そう言って、
いつも私の目の前に小指を差し出して優しく笑ってくれていた
英の事を。
「柚奈?」
蛍の声にハッと顔を上げると、
少し困った様な顔をした蛍が目に飛び込む。
「ごめん、嫌だった?」
「あ、違うの!
…蛍もこんな事するんだなって、ちょっと意外でびっくりしちゃって」
「…別に誰にでもする訳じゃないよ」
「え…?」
少し赤く染まった顔を反らす蛍に、
私まで何だか恥ずかしくなって顔が赤くなるのが分かった。
「…うん、約束ね」
そう言って差し出された蛍の小指に自分の小指を絡める。
「じゃあ、また明日」
「うん、気をつけてね」
そう言って蛍が見えなくなるまで手を振ってたら、
1回だけ、蛍が振り返った。
笑って手を振ってくれた蛍が、
いつも私を送ってくれた後に
1回だけ振り返って笑って手を振ってくれていた英に重なって、
何だか胸がぎゅっと痛くなった。
「いや、僕の方こそ急に呼び出してごめん。お詫びに今度何か奢るから」
家の前で蛍に送ってくれたお礼を伝えると、本当に申し訳なさそうに謝るから
何だかこっちまで申し訳ない気持ちになる。
「別に全然いいんだけど…、
あ、じゃあさ奢りとかじゃなくていいから今度ケーキ一緒に食べにいこうよ」
「え…?」
「蛍、この間私が話してたショートケーキが絶品のカフェ、いきたいって言ってたでしょ?」
前に友達の由香と一緒に話題のカフェにいった時、そこのショートケーキがあまりに美味しくて感動して、蛍にもその感動を伝えたら
ショートケーキ好きとして一度いってみたいって言っていたのを思い出して、せっかくだし誘ってみた。
何だかこのまま申し訳なさそうにされるのも居たたまれないし。
「それ、僕にとっては嬉しいだけなんだけど」
「私が行きたいからいいの!
今度一緒に行こ!」
「うん、部活が午前で終わる時あるからその時いこう」
そう言って蛍は私の目の前に小指を差し出してきた。
「約束」
!!!
……ふと、思い出してしまった、
(「約束だよ、柚奈」)
そう言って、
いつも私の目の前に小指を差し出して優しく笑ってくれていた
英の事を。
「柚奈?」
蛍の声にハッと顔を上げると、
少し困った様な顔をした蛍が目に飛び込む。
「ごめん、嫌だった?」
「あ、違うの!
…蛍もこんな事するんだなって、ちょっと意外でびっくりしちゃって」
「…別に誰にでもする訳じゃないよ」
「え…?」
少し赤く染まった顔を反らす蛍に、
私まで何だか恥ずかしくなって顔が赤くなるのが分かった。
「…うん、約束ね」
そう言って差し出された蛍の小指に自分の小指を絡める。
「じゃあ、また明日」
「うん、気をつけてね」
そう言って蛍が見えなくなるまで手を振ってたら、
1回だけ、蛍が振り返った。
笑って手を振ってくれた蛍が、
いつも私を送ってくれた後に
1回だけ振り返って笑って手を振ってくれていた英に重なって、
何だか胸がぎゅっと痛くなった。