初めての恋心.忘れられない恋心
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月島視点
影山からの衝撃発言で冷静さを欠いてしまって急に牛島を呼びつけてしまった。
冷静さを欠いた行動なのに、そんな事に全く気づいていない牛島は、
あっけらかんと影山が牛島を名前で呼ぶ理由を話してくれた。
単純に兄である牛島若利と区別するため。
…冷静に考えれば分かった事じゃん。
僕達の代でバレーをしてる人間に牛島若利を知らない奴なんていないんだから。
勝手に影山との関係を疑ってしまった自分を殴りたい。
でも……、
「後ひとつだけ、いい?」
影山への勝手な嫉妬心だろうが何だろうが、
牛島にお願いしたい事がある。
「…うん」
「…僕も、牛島の事名前で呼んでいい?」
「え…?」
僕の言葉に驚いた顔をして僕を見上げる牛島。
…兄である牛島若利と区別するためだけだとしても、
影山が牛島を名前で呼んで、僕は名字で呼ぶなんて、
何か嫌だ。
「だめ?」
「う、ううん!
だめじゃないよ!」
少し焦った様にそう言った牛島の顔が微かに赤く染まっている様に見えるのは、
僕の気のせいなのかな?
「…じゃあ、
柚奈」
「は、はい!」
「ぷっ、何でどもるのさ」
「だ、だって!
今まで牛島だったのに、急に名前で呼ばれたら何か照れるっていうか…」
そう言って照れた顔を反らす牛島、
いや、柚奈が
何だか凄く可愛くて、愛しくなった。
「…蛍」
「え…?」
「柚奈だけ名前で呼ばれてるから照れるんじゃない?
だったら僕の事も名前で呼べばいいじゃん」
さっきとは違って冷静に言ってみるけど、内心心臓はドクドクと大きく音を立てている。
「成る程!
じゃあ…」
まだ少し赤い顔を上げて柚奈が僕を見る。
「…蛍」
!!!
……ヤバい、これけっこうくるものがある。
「…何?
柚奈」
「いや!
ツッキーが呼べって言ったんじゃん!?」
「あ、またそう呼ぶ」
「あ…」
「ツッキーって呼ばないでって言ってたしちょうど良かったね。
次からツッキーって呼んだら何か奢ってもらうから」
「ええっ!?」
何それー、って笑う柚奈。
笑うと下がる眉と目元が可愛い。
…僕、本当に柚奈にベタ惚れなんだなと気づかされる。
「そろそろ帰ろっか。
送るよ」
時計を見るともう21時を過ぎていた。
「え、いいよ!
ツ…、じゃない、
蛍、部活で疲れてるでしょ?
私の家そんな遠くないし」
蛍、
柚奈に呼ばれるだけで何だか凄く特別な名前に思えてくるから不思議だ。
「僕が急に呼びつけたんだし、こんな時間に女の子ひとりで帰らせる訳にはいかないでしょ。
ほら、いくよ」
そう言って柚奈の返事を聞かずに僕は柚奈の家の方向へと歩き出す。
「…ありがとう、蛍!」
そう言って笑って僕の隣を歩く柚奈を
抱きしめたくて仕方がなかった。
影山からの衝撃発言で冷静さを欠いてしまって急に牛島を呼びつけてしまった。
冷静さを欠いた行動なのに、そんな事に全く気づいていない牛島は、
あっけらかんと影山が牛島を名前で呼ぶ理由を話してくれた。
単純に兄である牛島若利と区別するため。
…冷静に考えれば分かった事じゃん。
僕達の代でバレーをしてる人間に牛島若利を知らない奴なんていないんだから。
勝手に影山との関係を疑ってしまった自分を殴りたい。
でも……、
「後ひとつだけ、いい?」
影山への勝手な嫉妬心だろうが何だろうが、
牛島にお願いしたい事がある。
「…うん」
「…僕も、牛島の事名前で呼んでいい?」
「え…?」
僕の言葉に驚いた顔をして僕を見上げる牛島。
…兄である牛島若利と区別するためだけだとしても、
影山が牛島を名前で呼んで、僕は名字で呼ぶなんて、
何か嫌だ。
「だめ?」
「う、ううん!
だめじゃないよ!」
少し焦った様にそう言った牛島の顔が微かに赤く染まっている様に見えるのは、
僕の気のせいなのかな?
「…じゃあ、
柚奈」
「は、はい!」
「ぷっ、何でどもるのさ」
「だ、だって!
今まで牛島だったのに、急に名前で呼ばれたら何か照れるっていうか…」
そう言って照れた顔を反らす牛島、
いや、柚奈が
何だか凄く可愛くて、愛しくなった。
「…蛍」
「え…?」
「柚奈だけ名前で呼ばれてるから照れるんじゃない?
だったら僕の事も名前で呼べばいいじゃん」
さっきとは違って冷静に言ってみるけど、内心心臓はドクドクと大きく音を立てている。
「成る程!
じゃあ…」
まだ少し赤い顔を上げて柚奈が僕を見る。
「…蛍」
!!!
……ヤバい、これけっこうくるものがある。
「…何?
柚奈」
「いや!
ツッキーが呼べって言ったんじゃん!?」
「あ、またそう呼ぶ」
「あ…」
「ツッキーって呼ばないでって言ってたしちょうど良かったね。
次からツッキーって呼んだら何か奢ってもらうから」
「ええっ!?」
何それー、って笑う柚奈。
笑うと下がる眉と目元が可愛い。
…僕、本当に柚奈にベタ惚れなんだなと気づかされる。
「そろそろ帰ろっか。
送るよ」
時計を見るともう21時を過ぎていた。
「え、いいよ!
ツ…、じゃない、
蛍、部活で疲れてるでしょ?
私の家そんな遠くないし」
蛍、
柚奈に呼ばれるだけで何だか凄く特別な名前に思えてくるから不思議だ。
「僕が急に呼びつけたんだし、こんな時間に女の子ひとりで帰らせる訳にはいかないでしょ。
ほら、いくよ」
そう言って柚奈の返事を聞かずに僕は柚奈の家の方向へと歩き出す。
「…ありがとう、蛍!」
そう言って笑って僕の隣を歩く柚奈を
抱きしめたくて仕方がなかった。