烏野高校
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月島視点
「や、谷地仁花です!!」
部活が始まる前に清水先輩から紹介され物凄く固くなりながら自己紹介する女子。
日向をはじめ興味津々という感じでその女子に集まる部員。
…何だ、新しいマネージャー候補
もう見つかってたんじゃん。
清水先輩によるとまだ仮入部で今日は委員会の前に顔見せに来てもらっただけらしい。
「出来ればもうひとりマネージャーになってくれる子がいれば仁花ちゃんも心強いんだろうけど…」
「まあ確かになあ。
いきなり自分ひとりで未経験の世界に飛び込むのは怖いよな」
部活も終わり片付けをしている中、3年がそう話しているのが聞こえた。
…だったら、牛島に…
「マネージャーなら柚奈がいいんじゃないッスか?」
………はっ?
柚奈?
柚奈って………
「何だ何だ~、影山から女の子の名前出るとか意外過ぎるべ~」
「影山、マネージャーに誰か当てでもあるのか?」
「はい、同じ中学だった柚奈です」
同じ中学…、
そういえば、牛島は確か影山と同じ北川第一中だったはず…。
「ね、ねぇ影山、
その、柚奈ってもしかして…」
山口が動揺しながら影山に聞いている。
影山はそんな山口の動揺に気づかずにあっけらかんと続ける。
「山口、同じクラスだろ。
牛島柚奈だよ」
!!!
やっぱり、
影山が言ってるのは牛島の事。
ってか、何で影山が牛島の事名前で呼んでんだよ…。
「影山、牛島さんと仲良いの…?」
「あいつ、中学の時バレー部のマネージャーだったし」
「はあっ!?」
影山からの思いがけない言葉に思わず大きな声が出る。
「何だよ、急に大声出すなよ」
少し驚いた顔をして僕を見る影山に僕はいつもの冷静さを欠いてしまっていると気づく。
「なるほど、マネージャー経験がある子が一緒なら谷地さんも心強いな」
「そうだなー、おまけに北川第一中でマネージャーやってたんならバレーのルールも分かってんだろうし」
盛り上がる先輩達に影山は更に驚きの事実を発する。
「あいつ自身小学生の頃はバレーしてたし、兄貴は白鳥沢の牛島さんだしバレーのルールはバッチリですよ」
「牛島の妹ー!!?」
影山からの衝撃の発言に今度は先輩達が大声で叫ぶ。
僕もまさかの展開に頭が追い付かない。
牛島が、
白鳥沢のエース、牛島若利の妹……?
「あ、確かに同じ牛島…」
「何だよ、知らなかったのか?」
「知らないよ、牛島さんそんな事ひと言も言ってなかったし中学の時の話とかもあんまりしないし…」
…確かに、牛島は家族の話や中学の時の話はあまりしない。
だけど、そんなもんだと思ってた。
まわりもみんなわざわざ進んで家族の話とかしないし、高校に入ってまで中学の時の話するとかそんななかったし。
「何かもうマネージャーしないとか言ってたけど練習みたら変わるかもしれないし、話してみます」
「いや、やりたくないのを無理に誘うのは駄目だぞ!?」
「大丈夫っすよ、あいつバレー好きですから」
!!!
…何で影山が牛島の事、
そんなはっきり言うんだよ。
牛島の事、
分かったように言うなよ…!
…面白くない、
そう思った僕は片付けを速攻で終わらせて部室に戻ってすぐに着替えて体育館を出る。
学校から出てスマホを取り出し電話する。
「もしもーし?」
スマホから聞こえる牛島の声。
声を聞くだけで、心が満たされていくのが分かった。
「牛島、今から会える?」
「え?」
いきなりの僕の言葉に驚いた声を出す牛島。
…急な事は分かってる。
だけど、どうしても会って話したい事があるんだ。
「や、谷地仁花です!!」
部活が始まる前に清水先輩から紹介され物凄く固くなりながら自己紹介する女子。
日向をはじめ興味津々という感じでその女子に集まる部員。
…何だ、新しいマネージャー候補
もう見つかってたんじゃん。
清水先輩によるとまだ仮入部で今日は委員会の前に顔見せに来てもらっただけらしい。
「出来ればもうひとりマネージャーになってくれる子がいれば仁花ちゃんも心強いんだろうけど…」
「まあ確かになあ。
いきなり自分ひとりで未経験の世界に飛び込むのは怖いよな」
部活も終わり片付けをしている中、3年がそう話しているのが聞こえた。
…だったら、牛島に…
「マネージャーなら柚奈がいいんじゃないッスか?」
………はっ?
柚奈?
柚奈って………
「何だ何だ~、影山から女の子の名前出るとか意外過ぎるべ~」
「影山、マネージャーに誰か当てでもあるのか?」
「はい、同じ中学だった柚奈です」
同じ中学…、
そういえば、牛島は確か影山と同じ北川第一中だったはず…。
「ね、ねぇ影山、
その、柚奈ってもしかして…」
山口が動揺しながら影山に聞いている。
影山はそんな山口の動揺に気づかずにあっけらかんと続ける。
「山口、同じクラスだろ。
牛島柚奈だよ」
!!!
やっぱり、
影山が言ってるのは牛島の事。
ってか、何で影山が牛島の事名前で呼んでんだよ…。
「影山、牛島さんと仲良いの…?」
「あいつ、中学の時バレー部のマネージャーだったし」
「はあっ!?」
影山からの思いがけない言葉に思わず大きな声が出る。
「何だよ、急に大声出すなよ」
少し驚いた顔をして僕を見る影山に僕はいつもの冷静さを欠いてしまっていると気づく。
「なるほど、マネージャー経験がある子が一緒なら谷地さんも心強いな」
「そうだなー、おまけに北川第一中でマネージャーやってたんならバレーのルールも分かってんだろうし」
盛り上がる先輩達に影山は更に驚きの事実を発する。
「あいつ自身小学生の頃はバレーしてたし、兄貴は白鳥沢の牛島さんだしバレーのルールはバッチリですよ」
「牛島の妹ー!!?」
影山からの衝撃の発言に今度は先輩達が大声で叫ぶ。
僕もまさかの展開に頭が追い付かない。
牛島が、
白鳥沢のエース、牛島若利の妹……?
「あ、確かに同じ牛島…」
「何だよ、知らなかったのか?」
「知らないよ、牛島さんそんな事ひと言も言ってなかったし中学の時の話とかもあんまりしないし…」
…確かに、牛島は家族の話や中学の時の話はあまりしない。
だけど、そんなもんだと思ってた。
まわりもみんなわざわざ進んで家族の話とかしないし、高校に入ってまで中学の時の話するとかそんななかったし。
「何かもうマネージャーしないとか言ってたけど練習みたら変わるかもしれないし、話してみます」
「いや、やりたくないのを無理に誘うのは駄目だぞ!?」
「大丈夫っすよ、あいつバレー好きですから」
!!!
…何で影山が牛島の事、
そんなはっきり言うんだよ。
牛島の事、
分かったように言うなよ…!
…面白くない、
そう思った僕は片付けを速攻で終わらせて部室に戻ってすぐに着替えて体育館を出る。
学校から出てスマホを取り出し電話する。
「もしもーし?」
スマホから聞こえる牛島の声。
声を聞くだけで、心が満たされていくのが分かった。
「牛島、今から会える?」
「え?」
いきなりの僕の言葉に驚いた声を出す牛島。
…急な事は分かってる。
だけど、どうしても会って話したい事があるんだ。