憧れと妬みは紙一重
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
まだ幼い頃、私は2歳上の兄が大好きだった。
背が高くて勉強も出来てスポーツも何でも出来て、特にバレーは凄く上手で。
口数は多くないけれどいつも優しく私を守ってくれる兄は私にとって誰よりもかっこいい自慢のヒーローだった。
「お兄ちゃん、大好き!」
幼い頃の私は事あるごとに口癖の様にこの台詞を兄に対して発していた。
「そうか」
たったひと言、だけど微かに笑ってそう言って頭を撫でてくれる兄の手が大好きだった。
…なのに、何時からか私はこんなにも大好きだった兄の事が、
嫌いになっていた。
背が高くて勉強も出来てスポーツも何でも出来て、特にバレーは凄く上手で。
口数は多くないけれどいつも優しく私を守ってくれる兄は私にとって誰よりもかっこいい自慢のヒーローだった。
「お兄ちゃん、大好き!」
幼い頃の私は事あるごとに口癖の様にこの台詞を兄に対して発していた。
「そうか」
たったひと言、だけど微かに笑ってそう言って頭を撫でてくれる兄の手が大好きだった。
…なのに、何時からか私はこんなにも大好きだった兄の事が、
嫌いになっていた。
1/4ページ