ネタめも
希望という名の 1.2(逆戻り笑)
2024/07/30 02:22ボツネタ
今回(1.3+)のボツネタは、ボツというより2章以降に回したネタばかりなので、前回コメントでいただいた、従姉妹の涼(すず)さんに関するボツネタをご紹介します。
※青木と希の初対面のシーンに戻ります。
***採用版***
「……パァパ」
「……う〜ん……ほんとのパパはどこかな……」
腕の中の子は喜んで手足をバタバタさせて“パパ”と連呼する。色素は少し濃いめだが、あの薪と同じ顔でだ。
舞が幼稚園に上がって “まいちゃんパパ” と呼ばれ慣れている青木も、さすがに照れくさくなって、辺りを見回しながら、散らかった居間に踏み込んだ。
こんなに似てるんだ、この子の親は薪で確定だろう。だとしても不思議とネガティブな感情は少しも沸いてこない。
とにかく可愛すぎるのだ。腕の中のこの子のことが無条件に。
「……お前だ」
「……!!」
居間に姿が見えないのに、どこからか呻くような声に呼ばれる。
青木はその声を辿って、隣の部屋の襖を開けた。
*********
このあと採用版では、布団からずり落ちて、うつ伏せに倒れている薪の前に、花束と子どもを抱いた青木が両膝をつき「薪さん!」と叫ぶシーンに続きますが、これは薪さんが「お前だ」って力を振り絞って声を出してしまったので、この流れを採用する方向になりました。
ボツ版では、声を出す前に青木に発見されていたんです😂 それが以下のボツネタになります。
***ボツネタ***
「……パァパ」
「……う〜ん……ほんとのパパはどこかな……」
腕の中の子は喜んで手足をバタバタさせて“パパ”と連呼する。色素は少し濃いめだが、あの薪と同じ顔でだ。
舞が幼稚園に上がって “まいちゃんパパ” と呼ばれ慣れている青木も、さすがに照れくさくなって、辺りを見回しながら、散らかった居間に踏み込んだ。
「いないな……」
後戻りしようとした青木の腕の中で、薪に似た子が「マァ……」とその奥の襖に手を伸ばす。
それにつられた青木が襖を開けると……
「薪さん!」
布団からずり落ちて、うつ伏せに倒れている薪の前に、花束と子どもを抱いた青木が両膝をつく。
「大丈夫ですか?」
「……すず……」
「青木です!!薪さん!!」
「うるさい!わかってる!」
幼子と花束をそっと畳に下ろして、薪の両肩に手を掛け、仰向けに抱き起こしながら覗き込んだ青木の顎に肘打ちが飛ぶ。
「……イテテ」
もう、この人の凶暴ぶりは病んでても変わらないんだな。
肘打ちの衝撃で飛んだメガネを、手探りで拾い上げる青木。かけ直しながら振り返ると、床に両手をついて上体を持ち上げた姿勢で、ぼんやりとこっちを見上げている薪の潤んだ瞳にドキリと釘付けになる。
「あおき……?」
「……はい……」
「夢じゃ……ないんだな」
熱に浮かされた愛らしく小さな微笑。
気づいたら幼子と一緒に薪を思い切り抱きしめていた。
*********
そうなんです。薪さんが「すず…」と言ったのは、頼りにしている従姉妹の名前。従姉妹の話は後で青木にもネタバラシされますが、まあそんな形で当初涼さんの名前は登場するはずでした。このネタは今後も他作品でもちょいちょい出すと思います。青薪あるあるのネタ…というか、本当にこのカプならではの要素だと思うので。
ボツネタの方が動きがありますが、ここは薪さんが先に声を上げたのと、出会った第一声が「夢じゃないんだな」ではなく「サンタ」という言葉を使ってほしかったこともあって、採用版の流れとなりました。
パパという言葉にも、サンタという存在にも、縁遠かったかもしれない薪さんに、これから青木と毎年身近に使ってほしい言葉です😌
※青木と希の初対面のシーンに戻ります。
***採用版***
「……パァパ」
「……う〜ん……ほんとのパパはどこかな……」
腕の中の子は喜んで手足をバタバタさせて“パパ”と連呼する。色素は少し濃いめだが、あの薪と同じ顔でだ。
舞が幼稚園に上がって “まいちゃんパパ” と呼ばれ慣れている青木も、さすがに照れくさくなって、辺りを見回しながら、散らかった居間に踏み込んだ。
こんなに似てるんだ、この子の親は薪で確定だろう。だとしても不思議とネガティブな感情は少しも沸いてこない。
とにかく可愛すぎるのだ。腕の中のこの子のことが無条件に。
「……お前だ」
「……!!」
居間に姿が見えないのに、どこからか呻くような声に呼ばれる。
青木はその声を辿って、隣の部屋の襖を開けた。
*********
このあと採用版では、布団からずり落ちて、うつ伏せに倒れている薪の前に、花束と子どもを抱いた青木が両膝をつき「薪さん!」と叫ぶシーンに続きますが、これは薪さんが「お前だ」って力を振り絞って声を出してしまったので、この流れを採用する方向になりました。
ボツ版では、声を出す前に青木に発見されていたんです😂 それが以下のボツネタになります。
***ボツネタ***
「……パァパ」
「……う〜ん……ほんとのパパはどこかな……」
腕の中の子は喜んで手足をバタバタさせて“パパ”と連呼する。色素は少し濃いめだが、あの薪と同じ顔でだ。
舞が幼稚園に上がって “まいちゃんパパ” と呼ばれ慣れている青木も、さすがに照れくさくなって、辺りを見回しながら、散らかった居間に踏み込んだ。
「いないな……」
後戻りしようとした青木の腕の中で、薪に似た子が「マァ……」とその奥の襖に手を伸ばす。
それにつられた青木が襖を開けると……
「薪さん!」
布団からずり落ちて、うつ伏せに倒れている薪の前に、花束と子どもを抱いた青木が両膝をつく。
「大丈夫ですか?」
「……すず……」
「青木です!!薪さん!!」
「うるさい!わかってる!」
幼子と花束をそっと畳に下ろして、薪の両肩に手を掛け、仰向けに抱き起こしながら覗き込んだ青木の顎に肘打ちが飛ぶ。
「……イテテ」
もう、この人の凶暴ぶりは病んでても変わらないんだな。
肘打ちの衝撃で飛んだメガネを、手探りで拾い上げる青木。かけ直しながら振り返ると、床に両手をついて上体を持ち上げた姿勢で、ぼんやりとこっちを見上げている薪の潤んだ瞳にドキリと釘付けになる。
「あおき……?」
「……はい……」
「夢じゃ……ないんだな」
熱に浮かされた愛らしく小さな微笑。
気づいたら幼子と一緒に薪を思い切り抱きしめていた。
*********
そうなんです。薪さんが「すず…」と言ったのは、頼りにしている従姉妹の名前。従姉妹の話は後で青木にもネタバラシされますが、まあそんな形で当初涼さんの名前は登場するはずでした。このネタは今後も他作品でもちょいちょい出すと思います。青薪あるあるのネタ…というか、本当にこのカプならではの要素だと思うので。
ボツネタの方が動きがありますが、ここは薪さんが先に声を上げたのと、出会った第一声が「夢じゃないんだな」ではなく「サンタ」という言葉を使ってほしかったこともあって、採用版の流れとなりました。
パパという言葉にも、サンタという存在にも、縁遠かったかもしれない薪さんに、これから青木と毎年身近に使ってほしい言葉です😌
