うーん。
　弁護士の要請で青薪が少年審判に同席したはいいけれど……

　自分の特異性が「血のせい」だとハッキリ認識し、逆送のうえ処罰されたいと望んでいる☆乃。
　だからこそ少年審判の場では、要に「血のせい」だと証言させたくない。
　「血のせい」だと立証されれば、自分が無罪になってしまうから。

　要は12歳の幼さにして、審判中にその☆乃の望みに哀しくも同調し、嘘をついて最初の証言を覆しています。
　それは、自分もまた☆乃同様“失敗作(作中の言葉を拝借)”であると認識し、裁かれ抹消される存在であると、ハラを括ったようにもみえて切ない😣
　あの早拓似の遺伝子をもつ子なので、きっと頭もいいんですよね。
　
薪さんも殺∧者のDNAの継承者である負い目をもち、かつては(愛する男の手で）抹消されたい願望もあった。

　☆乃も、そして要もあの頃の薪さんと同じようなマインドになっていく……不穏な連鎖を感じる回でした。
　この先、☆乃が無罪になりかける展開なんでしょうかね。でもそれじゃ早拓の思うツボ。是が非でも薪さんと青木に食い止めてほしいです。

　犯罪を起こす要因は本当に遺伝なのか？

　青木が説明していた遺伝的疾患(≒遺伝負因てことだよね？）である「殺∧者の遺伝子」について。
　ロンブローゾ理論的思想がやたらと幅をきかせ(世論は違うけど)、審議に影響を及ぼそうとしている本作の流れにどう立ち向かうのか。
　無印では気持ちと勢いだけで薪さんを再生へと導いた青木には、今回本当に根源から薪さんを掴まえ抱きしめてほしい😳

　終始並んで一緒にいた青薪良き💕こんな深刻なシーンなのに、はやくもっと絡みがみたい😍とコーフンしてしまう不謹慎な私でした。