つれづれ

超我流「秘密」がたり2⚠ドラマ肯定の方閲覧注意

2025/03/02 22:05
公式語りドラマ語り
 ドラマ5話まで見終わって思うことは、現時点でドラマが作り上げている世界観が、とても平面的なことへの残念感に尽きます。

 対談で清水先生も「映像の怖さではなくて“人間関係”が見どころのドラマになっていますよね」と仰っていました。

 じゃあドラマが前半戦どんな人間模様を仕立てててきたのか、というと単に【薪さんが鈴木への恋情を瓜二つの部下に投影し、その二人ともが惹かれていく雪子を相手に三角関係に悩む話】にしか見えなくて、大変もったいない気持ちです😭

 それって恋愛ドラマにありがちな展開。オリジナリティって 雪子のライバルかつ想い人の薪さんが性別不明の美人であり、矢印が向くのが異性に限らないことだけじゃない?
 
 いや違う、違うよ。原作秘密のメインキャラ達の想いは、何一つ同じものは無いんです。死ぬまで両想いだった鈴木と雪子さんの間以外は。

■現在
薪→青木:明確な恋情と殺されたい情欲(秘密)
青木→薪:満身創痍の薪に憧れと愛で直進飛び込み

雪子→薪:亡き恋人との最大の共通点=薪を意識
薪→雪子:恋人を喪わせた罪悪感と青木を巡る情念
青木→雪子:薪さんへの想いと鈴木の脳の影響交錯
雪子→青木:鈴木を投影し、薪へのあてつけ婚約

■過去
薪→鈴木:初めての友達、無自覚な淡い想い
鈴木→薪:純粋さ含めずっと守りたい大事な友人
鈴木↔雪子:学生時代〜鈴木逝去まで恋人同士

■過去(その他)
貝沼→薪:受けた同情が引き金の歪んだ愛情→犯罪
薪→貝沼:同情から万引きを見逃した接点

 超ざっくりと要素をまとめると、例えばこんな感じでしょうか。乱暴ですが。

 過去と未来を繋ぐのは主に鈴木と青木が似ていることと鈴木の脳を青木が見たことの二点。
 それが直接影響するのだって青木と雪子の恋愛関係くらいです。
 あとはふわりと余白や糊代を残しながら、読者の想いも飲み飲み世界が広がっていく。
 そんな中で薪さんが青木に鈴木を重ねることもありますが、それは大概「あっち側に引きずられかねない真っ直ぐさ」を危惧するがゆえ。年齢も性質も大きく違う相手に向ける想い自体は、まったく異質なものとして描かれています😳

 だからこそ、物語の人間関係の純度が高まり、立体感が増し「秘密」というタイトルも複雑さと深さが出るのに……!

 ドラマでは、5話時点で薪→鈴木、薪→青木の想いの区別が出来ないだけではなく、貝沼の異物感までも第九に取り込んだ上で、貝沼→薪の感情も「鈴木に嫉妬」と言わせたことで全てが同じ色に見えてしまい、キャラそれぞれの想いが際立たなくなってしまってる気がします😢

 私がまとめた原作秘密のキャラ達の想いについて「いや、微妙に私はもっとこう思う…」と思う方もいらっしゃると思います。
 でもそれもまた、色々なテイストも別角度から考察することができる、原作秘密の立体感ならではだと思います。

 ドラマが見どころとしたかったのが本当に“人間関係“であるのなら、せめて今後はもう少し多面軸で練り上げて欲しいです。

 秘密を単なる恋愛ドラマに仕立てるのはそれこそ「罪」じゃないのか……😣

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