夢現のよる
その長い指が、体内に籠もる熱をひたすら掻き乱す。
いつも目で追っていた、キーボードを操りモニターを差し示すあの指。それが自分に這い入り蠢いているのと同じ指だと意識しながら、薪はまた絶頂に達する。
青木を置きざりにして……もう何回目だろう。
スイッチの入った身体が快楽を貪りながら、熱に絡め取られた砂糖菓子のように崩れ落ちていくのを、自分でも止められないし、今は止めたくもない。
「まきさん……かわいい……」
優しい眼差しと声、そしてぬくもりに包まれて目を開ける……ということは、それまで眠っていたのか気を失っていたのか。
「っ……おま……えっ!」
飛び退くように起き上がる薪を、半身を起こした青木が掴まえて背中から抱きすくめる。
二人ともほぼ裸だからそれだけで肌の触れ合いが心地よすぎる。
「はい、ここにいます。苦しいとこ……なくなりましたか?」
迷子になりかけて保護された子どもみたいな困惑顔で振り返る、つくづく自分好みで綺麗な美貌。
「……うん、ぼくはいい。でも……」
その愛らしい人は唇を噛み締めて、心苦しそうに首を横に振りながらこっちへ向き直った。
「お前が苦しいだろ」
「あ、いえ俺は……わっ、待……っ!」
青木が慌てたのは、腕の中の仔猫が不意にブランケットの下に潜り込んできたからだ。
「……いい反応だな」
「いやそれ……褒めるとこじゃ……ってかダメですよそんなの口に入れちゃ……っ……ハァッ……」
先っぽに吸い付いた唇を引き剥がされた薪の不服げな顔を見つめながら、青木は泣きそうな顔で熱いため息を吐く。
逝くのはなんとか堪えたものの、まだ全然気が抜けない。
可愛いお口からは逃れても、そそり勃つ固くて熱いモノは綺麗なお手々にしっかりと握られているのだから。
「続き……するぞ」
「や、それはもう……俺はあなたが満足すればそれで……」
「僕が満足だ、といつ言った?」
「え、あのっ……」
「痩せ我慢するな。僕の中に挿れたいんだろ」
「……そっ……」
そんなロコツな……でも見事言い当てられている。
相手はもともと逆らえない上司なのだ、その手の内に収められてしまった自らの“凶器”を、ただ委ねるしか道はない。
「あっ、ヤバっ……動かさな……ぁアッ……!!」
少し弄っただけで盛大に暴発した立派なモノは、それでもなお収まりがつかず薪の添えられた手のなかで勢いを取り戻し始めてる。
その様子を凝視する薪の丸い瞳の奥には、蕩けるような魔性の炎が閃きはじめていた。
「もう、十分です。これ以上は……その潤滑剤とかがないとさすがに……」
「ここにあるだろ」
「はあ??」
青木は絶句し、ただ目の前の信じられない光景に目を見張る。
たった今、オレが放出したばかりの生温かい精液を纏った綺麗な指が、交接するための“入口”に幾つも挿入されていく。
そして、高嶺の花のその人自らが、頬を紅潮させ瞳を潤ませながら必死で後ろを解し、物欲しげに蜜を滴らせた前を勃ちあげて――
「……はっ……てつだ……えっ」
今までしてきた淫らな妄想をはるかに超える刺激的な光景に卒倒寸前の青木の脳を、薪の苦しげな声が揺さぶる。
「え、あハイッ!」
じぶんの指では届かない奥に、長い指が添うように潜り込むと、薪の身体が仰け反って甘い声が零れた。
「ぁあ……っ……まだ、っ……」
絶え絶えの息で「……むり……」と漏らして、薪が手を止め、グズグズに蕩けたナカから二人の指が溶け落ちる。
くしゃくしゃで淫らなまま、薪が大男の後頸部へしなやかな両腕を伸ばして抱きつく。
向き合って密着する小さな身体は準備万端に蕩けていて。狙いを定めるように擦り寄って、そそり勃つ性器の上に、蕩けた窄まりが吸着した瞬間、電流に打たれたように大男の身体が震え上がった。
「ぅ……ッ……」
「ほしい……?」
「わっ、待っ……」
有無を云わさず薪の小さな入口が青木の先端をきつく呑み込んでいき、互いの熱に溶けそうな感覚に視界がぐらぐらと揺らぐ。
「そ、んな可愛い顔したら俺……持ちませんって……」
「なら、目隠しでもするか」
「まさか!そんなの勿体なさすぎ……!」
大きな手が細い腰を引き寄せ、うっとり見つめ合いながら、結合を深めていく。
迫りくる快楽に堪えきれず反射的に逃げようとする腰を掴まえ上下に揺すりながら、小柄な身体を自分のカタチに拓きながら結ばれていく。
熱く蕩けて柔らかで狭いナカへと。
熱く滾る膨大な質量が、互いを蕩かしながら。
想いも欲もすべてを燃やして、上り詰めては発散し、角度を変えてまた味わうのを、きりがなく、夢中で繰り返した。
いつも目で追っていた、キーボードを操りモニターを差し示すあの指。それが自分に這い入り蠢いているのと同じ指だと意識しながら、薪はまた絶頂に達する。
青木を置きざりにして……もう何回目だろう。
スイッチの入った身体が快楽を貪りながら、熱に絡め取られた砂糖菓子のように崩れ落ちていくのを、自分でも止められないし、今は止めたくもない。
「まきさん……かわいい……」
優しい眼差しと声、そしてぬくもりに包まれて目を開ける……ということは、それまで眠っていたのか気を失っていたのか。
「っ……おま……えっ!」
飛び退くように起き上がる薪を、半身を起こした青木が掴まえて背中から抱きすくめる。
二人ともほぼ裸だからそれだけで肌の触れ合いが心地よすぎる。
「はい、ここにいます。苦しいとこ……なくなりましたか?」
迷子になりかけて保護された子どもみたいな困惑顔で振り返る、つくづく自分好みで綺麗な美貌。
「……うん、ぼくはいい。でも……」
その愛らしい人は唇を噛み締めて、心苦しそうに首を横に振りながらこっちへ向き直った。
「お前が苦しいだろ」
「あ、いえ俺は……わっ、待……っ!」
青木が慌てたのは、腕の中の仔猫が不意にブランケットの下に潜り込んできたからだ。
「……いい反応だな」
「いやそれ……褒めるとこじゃ……ってかダメですよそんなの口に入れちゃ……っ……ハァッ……」
先っぽに吸い付いた唇を引き剥がされた薪の不服げな顔を見つめながら、青木は泣きそうな顔で熱いため息を吐く。
逝くのはなんとか堪えたものの、まだ全然気が抜けない。
可愛いお口からは逃れても、そそり勃つ固くて熱いモノは綺麗なお手々にしっかりと握られているのだから。
「続き……するぞ」
「や、それはもう……俺はあなたが満足すればそれで……」
「僕が満足だ、といつ言った?」
「え、あのっ……」
「痩せ我慢するな。僕の中に挿れたいんだろ」
「……そっ……」
そんなロコツな……でも見事言い当てられている。
相手はもともと逆らえない上司なのだ、その手の内に収められてしまった自らの“凶器”を、ただ委ねるしか道はない。
「あっ、ヤバっ……動かさな……ぁアッ……!!」
少し弄っただけで盛大に暴発した立派なモノは、それでもなお収まりがつかず薪の添えられた手のなかで勢いを取り戻し始めてる。
その様子を凝視する薪の丸い瞳の奥には、蕩けるような魔性の炎が閃きはじめていた。
「もう、十分です。これ以上は……その潤滑剤とかがないとさすがに……」
「ここにあるだろ」
「はあ??」
青木は絶句し、ただ目の前の信じられない光景に目を見張る。
たった今、オレが放出したばかりの生温かい精液を纏った綺麗な指が、交接するための“入口”に幾つも挿入されていく。
そして、高嶺の花のその人自らが、頬を紅潮させ瞳を潤ませながら必死で後ろを解し、物欲しげに蜜を滴らせた前を勃ちあげて――
「……はっ……てつだ……えっ」
今までしてきた淫らな妄想をはるかに超える刺激的な光景に卒倒寸前の青木の脳を、薪の苦しげな声が揺さぶる。
「え、あハイッ!」
じぶんの指では届かない奥に、長い指が添うように潜り込むと、薪の身体が仰け反って甘い声が零れた。
「ぁあ……っ……まだ、っ……」
絶え絶えの息で「……むり……」と漏らして、薪が手を止め、グズグズに蕩けたナカから二人の指が溶け落ちる。
くしゃくしゃで淫らなまま、薪が大男の後頸部へしなやかな両腕を伸ばして抱きつく。
向き合って密着する小さな身体は準備万端に蕩けていて。狙いを定めるように擦り寄って、そそり勃つ性器の上に、蕩けた窄まりが吸着した瞬間、電流に打たれたように大男の身体が震え上がった。
「ぅ……ッ……」
「ほしい……?」
「わっ、待っ……」
有無を云わさず薪の小さな入口が青木の先端をきつく呑み込んでいき、互いの熱に溶けそうな感覚に視界がぐらぐらと揺らぐ。
「そ、んな可愛い顔したら俺……持ちませんって……」
「なら、目隠しでもするか」
「まさか!そんなの勿体なさすぎ……!」
大きな手が細い腰を引き寄せ、うっとり見つめ合いながら、結合を深めていく。
迫りくる快楽に堪えきれず反射的に逃げようとする腰を掴まえ上下に揺すりながら、小柄な身体を自分のカタチに拓きながら結ばれていく。
熱く蕩けて柔らかで狭いナカへと。
熱く滾る膨大な質量が、互いを蕩かしながら。
想いも欲もすべてを燃やして、上り詰めては発散し、角度を変えてまた味わうのを、きりがなく、夢中で繰り返した。