設定メモ

​■ SYSTEM CONCEPT:Q-S.T.E.P.
『五年後からのトラベラー』の背景となる、タイムトラベルの基本設定です。

​💡 SF設定や細かい説明をパスしたい方へ
 設定を理解せずとも、二人の物語はそのままお楽しみいただけます!
 ルールを10秒で把握したい方は、ページ最下部の【💡10秒でわかるクイックガイド】をご覧ください。

---
物語をより深くお楽しみいただくための「4つの鍵」をよろしければご確認ください

1. Q-S.T.E.P.(キュー・ステップ)
【正式名称】 Quantum Spacetime Entanglement Protocol(量子時空もつれプロトコル)

*次世代脳科学捜査技術のこと
*死者の脳から「記憶」を読み取る段階を超え、特定の過去の座標へ捜査員の「意識」を直接投射するタイムトラベル式捜査を想定している
*M.D.I.PのラボにはこのQ-S.T.E.P.用の装置がある

【特徴】 肉体は現在に残したまま、意識だけが過去の世界で「実体(確かな質量と手触り)」を持って活動することができます

2. ワームホール(時空のトンネル)
【制限時間】 【 10分間 】
*現代と過去を繋ぐトンネル。現在の技術では、10分を過ぎるとトンネルが強制的に閉じ、意識は現代の肉体に戻れなくなる
*戻れなくなった意識は量子情報の塵となって過去の時空へ溶けて消える

3. 予測誤差(脳のスイッチ)
*タイムトラベルを起動・帰還させるための「スイッチ」となる脳の衝撃=移動のエネルギー
*ラボの装置は 人間の脳が常に思い描く「予測」が、現実と大きく食い違った瞬間に発する衝撃(電気信号)を、次元の壁を突き破るエネルギー(スイッチ)として、時空を飛び越え指定の座標(過去の日時)に着地させるもの

4. 擬似予測誤差パルス
*自力で「予測誤差(激しい動揺)」を起こすのは困難なため、プロジェクト側が用意した外部信号をパルスと呼ぶ
*装置ではトラベラーの脳に電磁パルスを送り、脳に「ありえないことが起きた!」という疑似パニックを発生させて無理やりワームホールを開く

---
💡 10秒でわかるクイックガイド
「細かいことは気にせず、二人のドラマを楽しみたい!」という方は、
次の【3つのルール】だけ頭の片隅に置いて読み進めてみてください。

① 【肉体はそのまま、意識だけ過去へ】
最先端の技術で、肉体は現代のラボに残したまま、「意識」だけを過去の世界へ飛ばします。飛んだ先の世界では、幽霊のようになるのではなく、ちゃんと触れ合える「実体」を持って動くことができます。

② 【移動の鍵は、脳の「予測不能なパニック」】
過去へ飛ぶためのスイッチは、脳が予測できない出来事に「あり得ない!」と驚くことによる衝撃(エネルギー)です。自分で驚き(パニック)を起こすのは難しいため、ラボの装置が「疑似的なパニック信号」を脳に送って無理やりスイッチを入れます。

③ 【制限時間は10分間】
過去に滞在できるのは、たったの10分間だけ。
この時間を過ぎると、現代の肉体に二度と戻れなくなり、意識が消滅してしまいます。

---
★要するに……
「10分間のタイムリミットの中、脳の想定外の動揺をスイッチにして、意識だけ過去に飛んで実体化するお話」です!

第1話では、システムが用意した信号ではなく、
薪さんの脳を【ある激しい衝撃】が襲うことで物語が始まります。
それでは、本編へどうぞ!

五年後からのトラベラー
4/4ページ